2019年1月29日火曜日

城ケ崎(1/19,20)

今年最初の外岩はIJC♡の活動で@城ケ崎!

年明けからホント全くクライミングに集中できず、PUMP2でついに全く登れなくなり、恐怖症になったり、
面接が続いたりと何もIJC♡の活動に準備ができず望んでしまった。
今回は自分にとっての息抜き的な活動となってしまいあまり頭や気が回らずだったというのが個人的な反省。


1日目@あぶなね
・くちばし 5.9(OS)



・対岸のフィスト 5.9(OS)




・トロピカルフィッシュ 5.10b(×,RP:通算3日4便?)
・うなじ 5.9(OS)


2日目@しりいだし
・無名の5番サイズのワイド 5.8?(再登)
・恐竜クラック 5.9(OS)



というのが合宿のまずは記録。
次に2年前の記録。

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以下22日2017/1/29記事引用

先週と今週の外岩は城ヶ崎。

エリアは、21日は門脇崎(波が高く、降りる前に敗退)→門脇崎南(NPフェイスばかりに見え…見た目敗退)→あぶなね。
22日はあかねの浜→しりいだし→あぶなね。
28 日はカメノテ。
まず、ここ2週間で思ったことは、
①城ヶ崎はエリア選びに悩む。(グレード感、クラックのサイズ感。)
②立木懸垂時のロープスタックの多さ。
(1日1回。原因は毎度支点よりも凹凸がでている岩角に引っかかり抜けなくなるため。しかもそうなりそうと思いつつ、他のアイディアが見つけられない状況でやっぱり…泣)
③傾斜を受ける計算の甘さ。(ワンポイントルーフ越え、だいぶ苦手)
④カムセットの下手さ。(特にマイクロカム。)
城ヶ崎2シーズン目の私は(昨年沢山痛い目にあったことにより、反省をふまえてという意味で…笑)、
エリアの全部のルートをオブザベーションで、良くも悪くもムーブやサイズ感のイメージやどれくらい苦労するか計算し(だいたい予想通りになりつつある…笑)、どれからやるかを考えて取り付くようにしている。(今まで当たり前の事ができてなかったという意味で…笑)
外岩にコンスタントに通いはじめることができたのが2015年春からで、クラックのルートは2015年の冬、つまり城ヶ崎からということになる。
2015年春~秋(4月~11月くらい)は、河又、天王岩、有笠、城山によくいっていたが、トポとグレードしか見ておらず、オンサイトを基本諦めており、5.8くらいのルートでさえ、だいたいハングドックしてホールドとムーブをバラし、2便目RPみたいな感じだった。
ちなみにこの作戦のせいで河又のコウモリ岩の5.10以下の課題は5.10aを1本OSしただけで、あとは2,3便RP。天王岩もだいたい同じでOSできたのは、クラックジョイと下の岩場の5.8くらいの課題数本のみで、5.10台は全て数便出してRP。(両岩場ともだいたい5.10台以下は登り尽くしてしまった…泣)
有笠のフェアリー、アドベンチャー、城山のチューブロックの5.10~5.11前半も同じ状況…泣
書き出してみると残念さが半端ない…泣
ほんとつい最近、それも2016年秋くらいまで、OSトライの恐怖にあんまり打ち勝つことができず、OSトライはあまり楽しめず、どちらかと言えばをグレードや課題の登れた記録にこだわっていて、スタイルはあんまり重視していなかったように思う。
クラックのルートだと、簡単でプロテクションが良いルートであれば、常にカムを頭上に決めていて進むことができたので、ボルトルートよりはOSできた5.10以下の課題は俄然ボルトルートより多いと思う。
それでも昨年はクラックでもトポのグレードと有名課題を登ることにこだわっていたので、自分と課題との距離感がわからず、ファミリーの「ファザークラック」や、あかねの浜の「ホタテクラック」などボルトルートと同じ、ハングドック作戦によって数便でRPした課題がある。
またフナムシの「メルトダウン」のようにグレードだけ見て(5.9)あんまり良くわからず取り付いて、途中カム抜けしたり、メンタルが弱いせいで突っ込めないと落ち込んだりしていた。
という部分は、岩に注目しはじめた、ここ3,4ヶ月で劇的に改善されつつあると2シーズン目の城ヶ崎では実感している。
考察をまとめると、オブザベーション能力の向上と、オンサイトトライでも正確に安全性が高いムーブが繰り出せるようになったからだと今の所は考えている。
登るスピードのコントロールもこの2点が鍵となっていると今の所は考えている。
基本的に私のスタイルは、(クラックルートの場合、アップに時間がかかり実際は半分の本数しかできないこともよくあるが。)
・アップ2本(初めてのエリアの場合、ほとんど落ちそうにないように見えるルート)
・本気トライ3便(苦戦を強いられそうだが、本日中になんとか解決できそうなルート)
・クールダウンや復習便1本(できない日も多い)
ちなみにpump2でもアップとクールダウンが1.5~2倍くらいで持久トレ時以外は、基本的には岩場に近いスタイルを意識している。
と前置きは長くなってしまったけれど、1日を始める前に、アップルートと本気トライの識別を自分の中でしっかり決めて、結果はどうであれ、1日の目標を持って登るといいと思っている。
最近はどのエリアに行ってもだいたい質のよい本気トライ(登れても登れなくても反省と課題と登れた時の達成感が感じられる課題)ができている点は、
昔からハジから作戦大好きだったお陰かもしれない…笑(オブザベーションができなかっただけかもしれない…笑)
ここ2週間でパートナー達とディスカッションしたことと、いろいろな人と同じような話しをする機会があり、最近の自分はこんな感じかなーと思った。
自分としては、目標課題○○ルートとか、目標グレードいつまでに○○って思っていた頃よりも、伸びしろを感じているし、今の方がトライ自体も楽しいと感じている。
書いていて、ダイエットにもこの目の前の目標を少しずつクリアする作戦はいい気がしてきた…笑!
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あぶなね
・トロピカルフィッシュ 5.10b(NPフェイス系。通算2日、2便×)
OSトライでは何度も行きつ戻りつを繰り返したあげく、マイクロカムが決まらず、突っ込めず、クライムダウンにも相当苦戦し、もなんとか足元のカムを掴みことなきを得た…笑。1日目、それだけで終了。
2日目はカムセットは上手くいったものの、マイクロカム足元で落ちる恐怖を克服できず、テンション。ハングドックにて、固めどりのカムとセット位置を確認。そのちょっと上のムーブもちょっと苦戦しつつ、ムーブとカムセットはしっかり確認でき、トップアウト。しかし次回トライ時もRPできるとしたら恐怖に負けそうで、2便目になりそう…。)




・6番サイズのワイド(魅惑のトラッドに載ってない)(×、TO)
ルーフから6番サイズという面白ワイドと思ったけど、実際にできたムーブは悪いカチで足を左壁のカチに乗り込むというヤバイボルダームーブで解決…泣。



→まってコレ登れていなかった…笑(RPした気持ちになっていたのでトライせず)


しりいだし
・れいちゃんクラック 5.8(OS)
オブザベ通り、核心ぽいシンハンド真っ向勝負部分で苦戦。なんとか粘ってOS。

・5番サイズのワイド(こちらも魅惑のトラッドに記載なし(OS)
フェイス部分にホールドが多数ありチムニーの為、苦手な5番サイズのわりにスラスラ登れた。Tスタックがちょっとだけわかった気がした。

→しりいだしって登るものナイって勝手に思ってたけど、はったりクラックとかもやったことなかった…



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いまは、そんな自分で作った壁をあえて破る必要性を感じている。
2年前は確かにいきなりファザークラックや、トロピカルフィッシュを触ったことに後悔していた。
1つ1つ積み上げていくことこそ、自分のクライミングだと思って、地道に大切に目の前の課題と向き合っていた。

でもさあ、たまには有笠のころみたいに無謀ともいえる、RPトライをしたっていいよね?


外岩でフリークライミングを始めて約5年経ち、たくさんのルートを登ってきた。
I塾に限らず、たくさんの考え方、スタイルに触れ、さまざまな成功体験、失敗体験を積み、OSとRPの重要性、また時にはエイド技術や敗退の重要性も頭と身をもって学んできた。

堅実と冒険のバランスも冷静に考えられるレベルになってきていると思い、そろそろ次のステップに行ける気がしてきた。