2020年12月1日火曜日

ヌンチャクアブミについてと検証結果報告

「ヌンチャクアブミについて、解説しますね」といってからはや2か月…。
検証はしたものの、実際事故の再現ができず、もやもやしていた(;'∀')

 ちなみに2か月間知り合いのクライマーの方に出会う度にヌンチャクアブミについて聞いて回ったのだが、ボルトルート中心のクライマーの方々はは使用経験どころか存在すら知らないという回答が多く、逆に先生方(山も含めたオールラウンダーの方々)は、スリングでループを作ることのできない場合の手段として、カラビナ同士を連結してスタンスとして使う場面はあるとの回答が多かった。
数人しかお話を伺えていないので統計やデータにはならないだろうが、ボルトルートでヌンチャクアブミを検討することがない人が、相対的に多いとは思った。

 事故検証作業については、ランナウトのドラツー壁で検証を行った。
その際に塾長先生と昔所属していた山岳会の先輩Hさんにお手伝いしていただいたのだが、カラビナ同士の干渉に大変気を使っているとのことで、如何に自分が今まで無頓着でやっていてリスクを想像できていないということを再度痛感することができ終始大変勉強になった。
Hさん本当にありがとうございました!!

≪ヌンチャクアブミの外れるメカニズムを写真で解説≫

1⃣ヌンチャクアブミ(ゲートやや干渉状態)


             2⃣カラビナがゲート上で縦になる


3⃣ 2⃣の状態を踏みつける(指が足役)


4⃣片方のカラビナのゲートが開き連結が外れる



1⃣~4⃣を実際の壁の中で再現しようと試みたが、ねじれを作ったりカラビナ同士の干渉を
最大限活用して立ち込んでみたが連結は解除されずロープもアンクリップされなかった。
ちなみに石田塾長に交代したが再現できずという実験結果となった。


※ロープが通っていない方のヌンチャクをね左にねじって立ちこんでみた。
(いろいろ他にもやってみましたが…)

ちなみに話を伺った方の中にヌンチャクアブミに立ちこんで外れたという人も一人もいなかったので、今回の事故はゲートが干渉していてかつ半開きだったとかなのかなーと腑に落ちないが思っている…。
しかしながら腑に落ちないので、今後もずっと考え続けていきたい…。

≪最後に近況報告≫
今年のベストシーズンを棒に振ってしまったし、結局1か月くらい外岩へ行くこともジムで本気で登ることもできなかったのだけど、(傷の通院終了が11月中旬くらい)
それと引き換えに
・筋トレや静止トレが習慣化
・今まで行ったことのない岩場へ向かい(神戸岩や佐久の岩場)下から積み上げていくことの重要性を再認識
・PUMP2のルートを下から積み上げ計画を開始
(現在PUMP2復活!!と思ったがよく考えたら2か月で5日くらい(笑)成果も5.11b以下全クリ、5.11b残り2本なところ…年内5.12到達は厳しそう…笑)
・アレルギーを治すべく本気で向き合う覚悟(最近発作再発、そろそろ本気でやばいと最近感じたところ…)
・2年振りに年末年始のツアー計画を立てる

など前向き?な行動や感情も多かった2か月であった。

最後になりましたが、様々な方に温かいメッセージや貴重なご意見をいただき、大変嬉しく思いました。その節は、本当にありがとうございました。

岩場の記録はまた追々書こうと思います。


2020年10月15日木曜日

有笠山(10/4)(事故報告書)

10月4日(日) 有笠山、アドベンチャーランド、海賊船というルートにて2ピン目少し上からグランドフォールするという事故を起こしてしまった。



(前半薄被りセクションが感謝の心(5.12a)、岩の先端まで行くと海賊船(5.13a))

以下事故報告書風に記載

■発生日時■
2020年10月4日(日) 12時頃
■発生場所■
有笠山、アドベンチャーランド、海賊船
■メンバー■
私、IKD君、IKD君の後輩のFK君
■内容■
感謝の心パート(5.12a)2ピン目少し上からグランドフォール


■事故の概要■
 感謝の心パートヌン掛け中、3ピン目で発生。具体的には3ピン目のヌンチャクを掛けるには、ヌンチャクがセットされている状態のクリップホールドのガバよりも1手と2歩進めねばならず、2ピン目足元少し上となってしまう。そこで安定したクリップ体制が作れず、5度くらいヌン掛けに躊躇した。
 その後自力でヌンチャクを掛ける方法を諦めて、2ピン目のヌンチャクに新しいヌンチャクを連結しループ(ヌンチャクアブミ)を作成した。作成したヌンチャクアブミに立ち上がったところ、カラビナ同士の下方(ロープが掛かっている側)の連結が外れ、ヌンチャクアブミが崩壊した。その現象によりロープが2ピン目のカラビナからアンクリップされ、私は2ピン目足首くらいからグランドフォールし、右半身を主に地面と岩に強打した。

■事故発生後の状況■
 グランドフォール直後から意識はあったが全身が痛く、どのような体制で落ちたかは自分ではよくわからない。IKD君に岩に右半身を岩に強打したことを教えてもらう。フォール直後は全身に力が入らず、ロープを外してもらったが、自力で立ち上がり歩行は可能であった。その後強い眠気が襲ってきて小一時間くらい眠った。その際に2人からマットも借りたということは記憶にある。しかしそれ以外の記憶があまりない。12時くらいに起きてからは、フェアリーエリアで登っていた知人(ISさん)に連絡を取り、一緒に帰宅させてもらった。その際には自力登下山可能であり意識もはっきりとしていた。
(アドベンチャーと駐車場を往復できるくらいの状態)
 しかし家に帰ってたら右ひざ横の皮膚が深くえぐれており、出血が止まっていないことに気づく。(黒くて厚手のタイツをはいていたので気が付かず、且つそこまで傷が深いとは思っていなかった)

■事故発生翌日~現在の状況■
 翌日朝一で脳神経外科に行き全身のCTと右ひざの外傷を確認してもらう。CTは問題なし、外傷は皮膚欠損創と言われ、脂肪層の奥まで皮膚がなくなっている状態(500円玉程度の大きさ)完全に完治するまでに1~2か月と診断を受けた。初日は消毒とフィルムを張る処置。3,4日後に数針縫った。現在は週に2,3回通院し消毒とフィルムを交換するもののなかなか皮膚が上がってこず、膝を動かすと痛みが強く走る状態。また膿のような液が溜まってきて、2日経つと液が漏れてしまうのでフィルム張替え。 

■事故の直接原因■(2点)
①ヌンチャクアブミのリスク認知不足(知識不足)
 ヌンチャクアブミにはカラビナ同士の干渉によってゲートが開くという意識がなかった。
ロープとヌンチャクアブミの位置関係に無頓着であった。
またIKD君に指摘された、ボルト側のカラビナに作成するという方法も知らなかった。

②ヌンチャクアブミのリスク検証不足(行動中の判断力低下)
 あまり作成したことがないヌンチャクアブミを作成し立ち上がるという行為にリスクの検証なしに及んだということが、平常心では考えずづらい。冷静に考えればその場でリスクを想像できる範囲の行為であったはずであり、平常心でなかったのが問題。
では、平常心でなかった間接的要因について考えてみる。

■間接的な要因■(3点)
①ヌン掛けを早く終わらせたいという焦り
自分からヌン掛けを申し出たにも関わらず、ムーブやヌン掛けがスムーズにできないという焦り。具体的には感謝の心パート1ピン目直後セクション、ランジムーブに数回失敗したのちに、1ピン目までロープを掴んで上がり、そこから数手進め2ピン目のヌンチャクを掛けた。その後事故が発生した3ピン目のヌンチャク掛けを試みるも、なかなか掛けられず、躊躇してしまったという、気持ちと行動の乖離が焦りにつながった。


②安全管理方法の妥協と挑戦権の確認不足
 約5年前、感謝の心を当時のパートナーにヌンチャクを掛けてもらいトライしていた際に3~4ピン目間でロングフォールし、グランドフォールスレスレというヒヤリハットをした経験がある。そこから大反省し、考えを改め、常に新しいルートに挑戦する際には自力でヌンチャクを掛け回収できるかを自分のクライミングのルーティンとすることにより、安全管理力や挑戦権を確認していた。
 しかし、海賊船はその掟を守れていない。
感謝の心パートは通算10日くらいやっているような気がするが、5年くらい前と昨年を通算しても、1度しかヌン掛けをしていない。その1度は昨年感謝の心RP後、海賊船をトライする際に一度はヌンチャクを掛けせねばという自責の念から、IKD君にお願いして掛けさせてもらった気がする。
当時も感謝の心パート3ピン目のヌンチャクと5ピン目のヌンチャクはヌンチャクアブミを作ってかけた。そしてヌン掛け便にも関わらず、海賊船パートの核心の4ピン目でヌン掛けで手繰り落ちしそうになった。その印象が強く残り心底怖いと思い、ヌンチャクをただ普通に掛けるという行為がネックだと1年半くらい考えていた。

③パートナーに対する後ろめたさ
 最近メキメキ強くなるIKD君にMOS権を譲ることが多く、一緒にトライしたルートのほとんどは彼に先行してもらっており、ヌンチャクを自分で掛けていないことは後ろめたく、しかしながらセッション効果や、パートナーの完登によって完登モチベーションが高まり、課題が登れてるということは一緒に同じ課題をトライする度に感じていた。
少しモヤつきながらも課題を完登できたことによってそのモヤ付きを薄れさせるという、側面を内心は感じていた。自分の後ろめたさを払拭する為に絶対海賊船のヌン掛けがしたかった。

■反省点及び再発防止のために■
・ヌンチャクアブミの知識技術不足改善
   (座学で検証してみたが、フィールドで検証する必要性有)
・ロープのアンクリップについてフィールドで検証する
・事故発生直後の全身チェックを行うべきであった
・間接的要因を長く深く考え続ける
 (今は気づかなくても数か月後や数年後に気づくことがあるかもしれない)
・事故について様々な方の意見を頂いたり、事故当事者とディスカッションするなど

■事故の総括と今後への意気込み■
 まずはヌンチャクアブミ破断~グランドフォールまでの間に死ぬかもしれない思ったので、死ななかったこと及び皮膚の欠損で済んだことは非常に幸運であると考えています。
 それから、事故当日はパーティの方々のみならず、様々な方にご心配及びご迷惑をお掛けしたことについて深くお詫び申し上げます。また人が死んだり大事故を起こすと岩場閉鎖に繋がりかねないということも深く受け止めております。

 そして別パーティーであったにも関わらず自宅まで送り届けてくださったISさんには感謝の気持ちで一杯です。車内でISさんからお話しいただいた、クライミング=自分と岩の対峙という気持ちが私には薄れてしまっていたのではないかと、1年半前にIJCでディスカッションした問題を私自身が行っていたのだなと強く深く反省しました(薄々自覚はアリでしたが…)。

 今後はケガの完治を第一目標とし、その後再発防止活動に取り組みます。そして実力をつけ海賊船完登を目指します。





2020年10月6日火曜日

クライミングバム生活(9/19~26)

 シルバーウィークを利用し、一人で山梨&長野に滞在し外岩を楽しんだ!!
私はクライミングも好きなんだけど、それよりももっと長期滞在生活が好き(笑)

と改めて思った今日この頃…(今に始まったことじゃないが)そういえば、大学探検部時代に山登りに特化している(=強い)人とか、川下りに強い人とかのカテゴリーの中に長期活動に強い人って言葉があった気がする…

9/19(土) 湯川(with Mさん)


・黄昏の舞姫 5.10b(NP)に敗退(通算2日目3便目)
・サブタナル 5.9(アップ、再登)

相変わらず下部のシンハンドセクションテン山、上部の泥セクションエイド。シンハンド本当に効かない(涙)朝塩川ダムは土砂降りだったけど湯川は無事だった日。

9/20(日) 坊抱岩(with ISさん、Mさん、HSさん、塾長先生)


            

・シルバームーン 5.8(MOS)
・温泉フェイス 5.10d(2P連結)(MOS)
・芸者ワルツ 5.11b(2便、RP)
・ピナクルダッシュ 5.10c/d(ギリMOS)
・塾長先生おすすめワイドクラック 5.6?(シルバームーンの右横)(FL)

芸者ワルツとピナクルダッシュを登って改めてムーブが読めないことが判明。以下問題点。

・ホールドのかかりの想像ができない
・ホールドのかかりを想定したムーブパターンがない
・というか、足位置さえ読めてない(考えたムーブであっても)

しかしながら久しぶりにIJC💗の皆さんとご一緒できて楽しかったし、すごく上達されていて勝手に嬉しくなった(自分も上達したい…)

9/21(月) 小川山、屋根岩4峰&5峰(with ikeda君)




・ノイズイノ 5.10b(MOS)
・ギャオス 5.10b(FL)
・小川山庭園 5.11d(×,×,RP)

屋根岩5峰初めて行ったがよいところだった(^^♪
小川山庭園もとても面白いルートだった。

9/22(火) 小川山、タヌキ岩(with ikeda君)




・Long Long 小川山 5.11b(FL)
・とろろ 5.12a (×,×)

とろろの核心ムーブできなかった…涙 GAがたくさん割れ目に詰まっていた…。
でもとっても楽しいルートだったので、絶対完登したい。

9/23(水) 北杜市→瑞浪市へ移動。下道でダラダラと進んだがなんか楽しかった。よりみち温泉最高だった。




9/24(木) 瑞浪だが自粛…のためふたたびよりみち温泉(with MSJさん、KMTさん)
9/25(金) 小川山→雨、湯川→雨(with KMTさん)
9/26(土) 小川山屋根岩2峰(with KMTさん)



屋根岩だよ、なのに乾いてないよー涙な朝を迎えたが、セレクション1P目は多少濡れていても登れそうだったので登り、)蜘蛛の糸&枯れ木を落としたよの様子伺い。
意外と乾いている!!てことでトライ→行きつ戻りつ中に土砂ぶり→クライムダウン

・セレクション1&2P目(2P目RP(笑))
・枯れ木を落としたよ 5.11a(NP)(行きつ戻りつ中に土砂降り、OS権は死守)

といった8日間だった。

最後はやっぱ人間は天気には勝てない。そして車ないと改めて何もできないということを痛感。
来年の小川、みずがきまでには絶対車を買おうと思う。
みたいな内容もない反省しかしなかったから、あんなことになったんだ。

To be continued…








2020年9月16日水曜日

瑞牆山(8月8、9、12日)

 もう1ヶ月前の事になってしまうけれど、お盆休みに久しぶりに瑞牆へ行った。

岩場に行ったのはまだ今年5日くらい?






何でこんなに岩場に行けなくなってしまったのかを考えたところ、人生で一番勉強に追われているからだと思う(笑)

高校、大学時代より今の方が全然勉強している…(笑)

昨年キャリアチェンジしてからというもの、いつも未知なる資格取得に追われて週に10〜20時間くらい勉強するのが当たり前になった。

自分が選んだ道、今だけ頑張ればと思っていたが、このままだと何年も同じ現状が続くのではないかという事に気がついたので今後の人生を再検討することにした…笑

それはさて置き、本題の先月の瑞牆ワイド合宿ではワイドの楽しさを思い出すとともに、自分が今まで如何に感覚で登ってきたかを痛感した。




自分が考えるワイドクラックに対しての問題点

・ムーブの選択肢として、アームロックしかない。何でもかんでもアームロックをしたがってしまう。だからアームロックが効かなくなったら動けない。

・頭で考えるよりも身体が先に動いている。ムーブが読めていないままなんとなく、動いてしまうから、カムが決められないセクションは自信がなくてうまく動けない。また最適ムーブが未だよくわかっていない。

・未だサイズが若干イメージと違う。6番サイズを広く見積もっている気がする。

このまま行くと一生をかけても、ワイドは5.10台から抜け出せない気がする…

先月は詩エリア&クラックの森エリアの5.9までででヘロヘロ。地獄エリア上部、リアス式エリアの「クッキーモンスター」に敗退。(さらにゲリラ豪雨に遭いギリギリエイド回収)

クッキーモンスターはN字ハングと共に回収したい。

チャンスと実力は有るだろうか、いや自ら作っていかねばならない。

てことで来週9連休にしてみた(笑)天気晴れろ(祈)

[トライしたルート]

8/8:詩エリア、達磨岩周辺 with MSJ さん




・雪だるま 5.8(フォロー)

・Kルート名不明 5.10c(フィンガー、嫌な予感がしたので敗退)

・だるま落とし 5.9(再登、下部と上部ギリギリ)

・神楽 5.9(再登)

・つちのこ 5.9(フォロー)

8/9:地獄エリア化け物屋敷上部クラック地獄エリア withMSJさん、KMT師匠




・バットエンド 5.8(再登、下部ギリギリ)

・深海魚 5.7(フォロー)

8/12:地獄エリア上部、リアス式エリア with塾長先生




・ジャイアントジャムサンド 5.10a(再登2回、上部の4番セクションがしっくりこない)

・クッキーモンスター 5.10b(×、出だしの緑0.75 サイズからしてテンテン。上部も雨にて抜けず、エイドダウン敗退)


最後に最近Instagramの投稿を始めました。ジムボルダリング動画を上げていますのでお気軽にフォローお願いします🤲 アカウント名:“@kamechiyo.ka”

※Facebook に連動すると動画が見づらい為ほとんど連動していません。








2020年6月1日月曜日

緊急事態宣言やコロナウィルスについて考えたこと【2か月】

クライミングについてあんまり考えなかった、初めてのGWだった。

緊急事態宣言が4月8日から始まり、クライミングジムはほとんど休業。

会話の中心がコロナウイルスの話になった。得られるクライミング情報がほとんど岩場自粛の情報になった。

TVやSNSで発信される情報が、ほとんどSTAY HOME を正とし、営業しているサービス業や、外出している人を誤とする世界を作った。

GWがかき入れ時のはずの観光地が率先して、人々に自粛を訴え、あらゆる施設を閉鎖した。
同時に今までさんざんお世話になってきた、クライミングジム、登山業界、美容院、飲食店、居酒屋など少しでも緊急事態宣言下で開店していると攻撃の対象になり嫌がらせなどもあったと生の声やテレビなどで聞いた。

登山やクライミングという行為においても人々の思考回路を停止させるような(リスクの大小を判断させないという意味で)すべて登山やクライミング活動自粛という空気に支配され、自分の考えを持ち行動し表現するということが困難になった。

また、コロナウィルス対策の専門家や自粛を推奨する文章を読みすぎて、自分の考えが分からなくなりしばらく思考回路が停止し情報を鵜呑みにしてしまっていた。(その情報は正なのかもしれないが、自分の脳では判断がつかないことであり、低スペックな私の脳みその処理能力値を即座に越え、まともに自分の見解が持てるまでに時間を要した)

今は緊急事態宣言が終わり、自粛ムードが緩和され、普通に人が外出し始めたから私もこんな文章を書くことができるのだと思う。
それも社会の空気に流されているということは自覚している。

私は、この特殊な2か月間を過ごし、国の判断ではなく、社会の空気間でもなく、自分の頭でよく考えて判断しリスクに備えて行動することが大事だと考えた。

それはコロナウィルス完全収束までリスクはゼロにはならない。このままリスクを受容しないという道を選ぶなら、コロナウィルスが地上から撲滅するかワクチンが普及するまで家から全く出られなくなると思う。

また社会の流れに従うならば、今後数年は自分の考えなしに社会やSNSの雰囲気などに合わせて常に行動しなくてはならないということになる。

しかしながら私はコロナウィルス対策の本質はクライミングや登山と同じだと考える。登るという選択をするということは、リスクはゼロにならないわけで、常に登り続けていたいからリスクの低減と受容を常に考えて行動してきた。
それと今の状況はまさに類似していて、ただ普通に生きていくということに自己判断力と自己責任感が求められる時代が来たのだと思う。

どれだけリスクに備え、どこをボーダーラインとし、どこまでなら許容できるのか。逆に許容できないことは何だろうか。
また、自分のリスク判断は他人の迷惑行為にはなっていないだろうか?
(他人を攻撃していたり、不快にさせたり、傷つけてはいないだろうか)→これは自分の善悪判断としては大事な要素だと考えている。

余談だが、今後は仕事でも個人主義の時代が来ると思う。
正直今の自分に明るい未来はないと日々絶望している。
判断力、行動力、スキルや武器がない人間が淘汰される時代。
ただ会社に行って時間通り能動的に働く、言われたことしかできない人間に未来はない時代。本格的に新しい時代が到来する前に初心者ぶらず、何事においても甘えを捨て主体性をもって日々を過ごさねばと模索している。
→こちらも一層努力が必要だと痛感

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

コロナウイルス対策の行動マイルール(日々アップデート)
・買い物は100%アプリ決済OR ICカード(接触を極力防ぐため)
・外出したらシャワーもしくはお風呂に入る
・外では極力口を開かない(鼻呼吸、マスクをしていてもあまり他人と話さない)
・電車などの乗り物に乗らない(常に歩きOR走って移動)
・買いものを計画的に行う(無意識にコンビニやスーパーに立ち寄らない)

緊急事態宣言下の具体的な行動
・仕事:100%テレワーク
・4月~5月中旬:ランニング、ヨガ、朝晩。週末 20~30kmのロングラン(飛沫感染などを防ぐためとにかく人の少なそうな道)
・5月中旬:ランニング→ダンスに切り替え ボルダリングジム(見学に行ったジムが人との接触リスクが低く施設の努力や創意工夫を感じられたため再開、また再開リスク判断材料としては医療現場の緊張状態が緩和されつつあると判断)
・先週末:都心のジムの偵察&岩場へ(感染者が少ないうちに行動範囲を広げ、リスクを見極める目的でトライする時期だと考えているため)

成果
・3キロ減
・思考回路の整理
・フィジカル強化(体力アップとだいぶ肩回りの可動域が上がった。背中で合唱の可能性が見えてきた)

課題
・目標やトレーニング計画の見直し
・過去の分析
→まったく進まず
・仕事に対するスキル不足

今後の展開
・日々思考回路を整理
・もっと自分の意見を書く
・インプットとアウトプットのバランスに気を付ける
(各種方面でインプットばかりだと危険だということが判明したため)

最近の日常
















2020年4月21日火曜日

2020年1発目のblog

まさかの最終更新日が2019年12月15日くらいだったという衝撃的展開
(ブログサボりすぎ)

昨年年末は祖父が他界し大学探検部時代に歩いて山口に向かった日以来に山口に帰省(10年ぶりくらい)

with 従姉妹and従姉妹のちびちゃん❤️


年明けからは第一級陸上特殊無線技士の資格試験に向けて、1日10 時間ペースの勉強を始めたり←今回は日勤は普通に仕事だった為不眠過ぎて2ヶ月くらい体調不良に陥った(笑)
流石に高校の物理レベルだったので高校の物理の参考書でDB計算問題や電源回路の問題は何とかなり、法規に関しては小学生の頃百人一首全暗記の特技を生かし毎日呪いのように唱えることにより電波法の出題範囲を殆ど全暗記することにより突破(今は全て忘れた)


と言った矢先に、会社は時差出勤→自宅待機→激務(溜まった仕事をこなす)→部署移動→テレワークという慣れない環境 (しかし4月に入ってからは実務寄りの部署に移動したにも関わらずテレワークの準備等がメインという…)

今年に入ってから岩場に行けたのは城ヶ崎のクラックエリアに5回ほど(しかもそのうち1回は怪我で即敗退、成果はあかねの浜のコモドドラゴン5.10 d(NP&B)を3便出してRPしたぐらい)
そして3月中旬くらいからは全くいけていない。
年明けくらい。まだこの頃は普通の日常だったな

自分が岩場に行けない事やジムに行けない事はしょうがないとしても、個人的な気持ちとしては、登山やクライミングを生業に生きる人たちの生活や未来への不安を考えるとやはり心が痛むというのが本音。

ジムやガイドの方々に対して寄付などで多額なお金が出せる訳でもなく、事業を上向きにするような画期的な良いアイデアもないのだけれど、コロナと登山やクライミング業界が上手く共存でき、業界に生きる人が今まで通り生活できる方法はないものかと考え続けてはいきたい。

あまり面白くない文章になってしまったが、個人としては今のうちに自分の目標と課題と過去のトレーニング記録の整理などを通して、昨年より1ミリでも強くなれるように考える時間にしたいと思う。
あと3月頭に引っ越しもしました。