瑞牆強化月間(可能な限り、日本で1番好きな場所の瑞牆で登るという意味)の一環で、先週も瑞牆へ。
HS師匠と。
印象に残ったルートのお話を。
2年前はボルトルートのレッドポインターだったわたしも、すっかりオンサイトトライ中心のあらゆるルートの5.10台、5.11台が登れるようになりたい系クライマーになった訳だが、壁を感じるルートがある。
登れない5.10a,bが今年に入ってすでに4,5本出てきた。
全てに共通するのは、ボルトやNPが足元になりキーホールドが遠く、大きなムーブを繰り出すのが、スラブで両手両足が甘く怖くて動けないルートである。
今週触ったしじま谷の5.10aの岩檜というルートもそのパターンで敗退した。
あと1手出せれば、ガバハンドに届くという局面で、カムが足元から30cm下、地上からわずか1.5mくらい、下に岩という配置に負けて、怖くて手足が震えてきてしまい、ムーブを起こす前に気持ちが負けてしまい、1手降りて足元に決めたカムを掴んでクライムダウンしてしまう。
さまざまな三倉のブー(5.10aのスラブ)、大堂海岸の5.10bのNPフェイスなど敗北してきたルートの記憶が蘇る。
純粋に悔しく情け無い。
グランドするイメージと覚悟を持って取り組むとか、全てガバに感じるくらい強くなって出直すとか極端なことしか未だ考えつかないけれど(あと脱力トレーニングもちゃっかり検索してみた…笑)
一ついえるのは、自分の恐怖の所在を感じることは大事だと思った。
ムーブの問題ではなく、プロテクションの問題で動けない課題の克服は、ムーブの問題で登れない課題より、根の深い問題かもしれないと思った。
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10月8日
カサメリ沢 コセロック
・トータルリコールの下部×2(アップ)
・猫の手 5.10b (アップ)
・ワニワニワニ 5.11b(×、ホールドが全体的に濡れていて、全然ムリだった。全ピンテンション、ハングドックで最適ムーブを発見する便となってしまった。)
・ちちくりマンボウ 5.10c(FL)
10月9日
カメ岩、ツル岩、しじま谷
・ツル岩の5.8のフィンガークラック(OS,アップ)
・ぷりんぷりん 5.9(アップ)
・ヒロポン 5.10c(FL)
・岩檜 5.10a(×、3トライ(各トライ相当探ってようやくあと1手でガバハンドのところまで。2トライ目の終盤でムーブが出来てきたが、3トライ目も動けないのは変わらず、しゅうりょー泣)
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