2019年10月26日土曜日

10月の振り返りと今後の展望

ようやく、地獄のような期間を抜け、天国期間(今だけかもしれないが…)
7月から9月までは、クライミングについて考えることができていなかった。

同時に体重と向き合うことも、食生活や補助トレーニングに向きあうこともできていなかった。

台風などのお陰で家に引きこもる時間が強制的に増え、少しずつ今後のクライミングについて考えることができ始めている。

アルパインクライミングがやりたいと思い、ボルダリングジムで働き始めてから約8年、概ね休みの日は山か外岩で登りたいと思い、天気の良い休日に家にいることが我慢ならなかった。
特にI塾で学んでからは外岩で精神と肉体の限界を超えるような本気トライがしたいと考え休みの日はほとんど外岩に出かけ、コンペに出始めてからはコンペで登れるようになりたいから、ジムでのトレーニングやフィジカルトレーニングに情熱を注いだ。
と言っても初めの数年はモチベーションに左右されていたし、昨年大きく体調を壊したり、交通事故に遭いしばらく登れない時期もあるのでデータとして分析しないと明確にはわからないが…。(←今度はデータ分析が仕事になったのでデータに強くなれるかもしれない(笑))

しかし今は少し違う。
それはあってないような実力が一時的に落ちたとしても、フォームを改善したい。それは数年かかる気がしているが、今取り組んでおかないと手遅れになりそうなほど左肩の違和感が我慢できない状態になってきてしまった。
デットポイント、ゆくゆくはランジを完全に故障することなく今よりも精度の高いものをムーブとして身に付けることが目的。

最近はリードジム月1ボルダージム週3ペース@ベーキャン飯能


しかしながらクライミングについて考え始めると、迫りくるTNFCへの焦り、海賊船への焦り、とにかく外岩に行きたい気持ち等を急激に感じ自分の理想と現実の差を直視するのがしばらく辛かった。
しかし焦るばかりで良い方法は思い浮かばず、課題に身体もついてこず、モチベーションも上がってこない状況で、更に良いアイデアが思い浮かばず、しかし時間が入社時よりも少し取れる以上は義務的にジムに向かうこともやめられず悪循環に陥っていた。

今一度再び自分を直視し、自分と向き合うことでだいぶリラックスできた。
自分のアップ動画を見ると、下手くそすぎて本気で笑えたし、食生活も転職以前よりだいぶ悪化していたことに気が付き、ようやく野菜中心の自炊生活を再びスタートすることができた。

今後はブログをもっとこまめに更新したいと思う。
具体的な最近のトレーニング内容はまたぼちぼち書こうと思う。





2019年10月12日土曜日

瑞牆山(10/05-06)

先週末は瑞牆へ。
with MさんとH子さん
テーマは瑞牆で登るということで、地獄エリアと不動沢屏風岩へ。

不動沢屏風岩:不動沢愛好会ルート1P目


1日目:地獄エリア
・オリジナル1P目 5.9(アップ:初リード)
・N字ハング 5.10d(NP、ワイド系:×,×)
OSトライではN字は核心のハング越えが全然ダメで、ハングドッグして解決したムーブは超ボルダームーブ。2便目はヘッデンを持ち出したもののボルダームーブが繋げられず、同じところで詰みテンション。結局左足のニーロックをハイステップ気味に決め、右足を棚に上げ、右手アンダをスローパーアンダーに刺すという流れでスタティックムーブが起こせたので、次回はコレでいけるのではないかと思われる。

しかし、降りてくる頃にはすっかり真っ暗になり、1便目でかなり気をつけていたロープを外に出して引きぬくということをすっかり忘れてしまい、引き抜く際にロープの末端がチョックストーンに巻きつき、引き抜けなくなる…涙
何度もやらかしているのにこのようなミスは残念。
しかもよりによって残置支点が無いので、一度別のロープで懸垂下降し、さらにもう一度支点回収に向かう羽目になる。
何度もやらかしているだけに、全く動揺しなくなったことが成長かな(笑)




2日目:不動沢屏風岩
・百獣の王 5.11c(B×10:×,RP)
待ちに待った、百獣の王のOSトライ。しかしOS逃す…涙
勝敗を分けたのは8ピン目付近。

フォールした8ピン目はここから2ピンくらい先:コンペだったら何位くらいなんだろう…

【自分なりにフォールの原因を整理】
①レストポイントを見極められず、8ピン目付近まで上がってしまった。
②左のリップを持ち身体を切り返すムーブしか思い浮かばず、カンテにパツパツの状態でデット。そして身体が切り返せるほど掛かりが良くはなく、思いついたレイバックムーブはこなせず、そして次の手をどこに出せばいいかわからず撃沈。
→ムーブが思い浮かばず、次のホールドがわからない時は殆どの場合OSはできないと改めて思う。
【解決策】
①レストできるポイントを増やす
②戻る力を上げる
③突破力を上げる、今の自分にとって落ちそう、強度が高いと感じるムーブやホールドに対応できる実力をつける事ができれば、OSの確率はもっと上がるハズ!

という事で本気トライ2本で週末は終了したわりに一週間疲れを引きずった気がする。

瑞牆は相変わらず厳しい。もっと瑞牆と向き合わねばならないと思った。

2便目で無事にRP!

2019年10月1日火曜日

甲府幕岩、河又(9/27、28)

今週末は小川山、スラブ!と思っていたのだが、天気予報と須玉IC付近で雨に降られひよってしまい、土曜日日帰りで甲府幕岩に行った。

しかし小川山も瑞牆も土日両日登れたらしい…涙
またエリアを逡巡していたら、瑞牆の奥深いエリアにいきたくなった。
10月は小川・瑞牆のベストシーズンだという事を再認識し、焦りを感じた(笑)

そしてなぜかカンマンボロン方面にとても行きたくなった(笑)


さて本題に移ると、まず初日の甲府幕岩
with  Mさん
・なべちゃん ⒌8(アップ)
・森からのおくりもの ⒌10b(FL)
・爆弾低気圧 ⒌12a(×,RP:通算4便、2日:4/28の宿題回収)
・安近短 5.12a/b (×,×)

爆弾低気圧は、4月よりもホルドーが保持でき、優しく感じたが、1トライ目では決める事が出来ず…。また、安近短は1便目でムーブを全く忘れて・いて、核心を抜ける事が出来ず(前回できめられなかったことが悔やまれる…涙、まあでも前回よりノーテン箇所は3、4手は進んだと思う。)



そして4月の時点では今シーズンの甲府幕目標は⒌12a全完登とスモーキーマウンテンって書いてあるし…(笑)
しかしながら先シーズン完登数を46本に伸ばした甲府幕の完登記録は今年に入って全く伸びることはなく、なんと2019年も終わりを迎えるこの時期にまでに伸ばせた完登数はなんと3本で、甲府幕で完登できている⒌12aは爆弾低気圧とナイトミュージックの2本という目標とかけ離れた結果を叩きだしている…。

でも最近は焦ることはないのかなと、丁寧に取り組みOSを狙ったり、課題1本1本から何かを学び次に活かせる習慣を身につける事の方が優先度が高い気がしているので、以前より外岩で登れない分、外岩へ向かえる一回一回を大切にしたいと考えている。リードの場合トライの質は取り組み方の積み重ねだと考えているので、オブザベーションで最高の想定から最悪の想定まであらゆるイメージを作り、トライ中に自ら諦める癖をなくし、安全に落ちれる距離を日々伸ばしていきたい。

そして翌日は河又。今年の3/30,31に振り。
with  Mさん、I Sさん
トライしたルート

*藤娘 ⒌10c(MOS)
*小作人 ⒌11b ( ×、RP)

1年に3~5日くらい向かっている河又だが、この時期に行くのは久しぶりで、岩の状態はそれなり良かった。コルネが発達していない面はベストシーズンなのかもしれないと思うくらい。
まずは、近年恒例になっているシュテファンフェイスを見学に行く。
今まで見に行った中で一番乾いていたので、3年前から狙っていた 「藤娘」⒌10cのMOSトライ。
ミニマムボルトが恐ろしく、⒌10cであるにもかかわらず安全にトライできる気がせず温存していた。またオブザベとイメトレを河又に行く度にしていたにも関わらず、1ピン目を掛けるまで1~2ピン目間が怖く、1ピン目を掛けるまでとランナウトセクションは何度も行きつ戻りつを繰り返しホールドを探った。
そして完全に1~2ピン目間のホールドとムーブが解読できたところで一度魂のクライムダウンを使用し地上に戻った。1時間ほど休み次の便で完登!久しぶりに充実したMOSトライが出来た。
このようなトライを重ねて行きたいと改めて思った。その為にはグレードや有名課題など付加価値に捉われず、オンサイトトライに旬な課題を探し続けていく事が大事だと思った。

この後は、5.11b三部作の小作人のOSトライ。
オブザベでは3本中一番OSしやすいと思いトライしたが、2ピン目付近のムーブがわからず戻ることも出来ず完全に摘んでしまった(涙)

その後はムーブをバラして、2撃。
他の3部作は小作人の教訓を活かして、ムーブをオブザベで読み、MOSしたい。
河又でようやく5.11台がちようど良さそうに見えたので、ちょくちょくまた通いたいと思った。