2016年7月3日日曜日

グラビティリサーチツアー2016(ボルダーコンペ)(7月2日)


体調絶不調、風邪気味。
またもカテゴリーを攻めているため、(ミドル女子:〜2級まで)課題が1本も登れないんじゃないかとビビりつつ、会場へ向かう。(毎度のコンペ鬱…笑)

初上陸、田園都市線「すずかけ台駅」は閑静な住宅街で駅前がとても静かで、ちょっと元気になった。
会場に向かう途中にYK様とFKさんに会って、ちょっと元気を貰う。

コンペで知り合いに会うのは嬉しい!

早く着きすぎたので、アップやオブザベの時間が十分にあり、登る順番も決めた。

しかもこのコンペは50分2ラウンド制であり、同じ課題(12課題)を2ラウンド。

つまりは、完登数の多さで勝負が決まるのだろうと予測。

私の結果はというと、
7/12完登。0ボーナス。
8/8位。ちなみに5位までの人は8完登なので、絶対落とさないといけない課題が1本登れなかったのは明確…泣
(スラブの課題で推定3〜4級くらい)
5課題はOS,1課題は2撃、1課題は3撃。
なので1ラウンド目は6完登、ボーナス2で、
2ラウンド目はボーナス2だった課題が登れただけで他は登れず、ボーナスまでもいけないという…。
登れなかった課題達は時間内では論外感がでていて、スタートから1〜3手の間で落ちる…。
特にスラブ、垂壁の課題に対して全く太刀打ちできないのは明確に感じた…泣

ふわふわ横に進んだり、ハリボテだらけのアスレチック系の課題は恐らく2〜4級の範疇なんだろうけれども全然登れない…泣

傾斜壁だとワイドピンチを返す課題や強い傾斜での外形していないスローパーを保持する課題も論外だった。

今後の対策としては、
・pumpでスラブ、垂壁を頑張る(5級から登れない課題を必死で…笑
苦手をな課題どころか壁があるのは不利過ぎる)

・RPグレードをコンスタント1〜2級に上げる。
(真ん中の女子クラスだと、様々な傾斜の2級程度の課題のOS力が必要でそのためには、2級までの課題は全コンプリートした上での、1級の課題が少し頑張ればだいたいどの壁でもRPできる力が必要であると考える)

まとめると来年に向けての対策は苦手を潰すことが最重要課題というところでしょうか?

伸びてきた点としては、オブザベーションでのムーブイメージを作るのはだいぶイメージ通りになってきた。こちらは自分より運動能力が高く登れるキッズたちよりは遥かにできていると感じる…笑
(その代わりその子たちの動きは絶対できないのと、そんなにすぐに取り付けない…笑)

また今回の上手い人観察の収穫は、ムーブのメリハリが上手。
上手い選手(エキスパート男子の国体選手とか)を見ていると、空間の操り方が非常に上手で、ためるところと思いきるところのメリハリが凄い。デッドやランジ前の一瞬の静止中の計算力の高さを感じた。それができている人とできてない人の取れる確率の差がある気がした。(子供にはなかなかできない)

やっぱりコンペはいいな!
来年の冬のB-ROCKYまでには、自分の課題を克服して、まともに課題に太刀打ちできるようになりたいなー。






今週のトレーニング(6月27日〜7月3日)

月曜日:ホームジムのスラブ壁のNEW課題をやりつつ、アクティブレストを試みる。
火曜日:ホームジムでの本気レッドポイント作戦開始。テープ課題3級の消化試合。(残り4本)
3級の10番は完全にバラせたがワイドピンチからの返しが繋がらない…。繋げるのはかなり厳しい…その1手以外は完璧になった。
3級の7番はついに落とせた…!早い段階でバラしは完璧にできていたのだが、アプローチから核心ムーブの1手を繋ぐのが無理でそこから2か月くらい…?(1週間に1回5回くらいのトライだったけど…)
とにかく嬉しい^ - ^
週課題やマンスリーに比べて厳し闘いを強いられるテープ課題は繰り返し練習するには最適。
ホームジムが無くなる秋以降は(笑)2週間に1回くらいpump以外のボルダージムに通いたい。
リストとしてはランナウト、TWALL、ロッキー、ベースキャンプあたりかな。
課題の強度が高く、バリエーションがありテクニカルであんまり頻繁にホールド替えをしないところ。
そうでもしないとpump2以外1〜2時間とかしかいかなくなりそう…笑

夜はpump2、Kちゃんと。
タワー
緑四角 5.10c(アップ)

ショートウェーブ
青バー 5.10d(アップ)

ダイヤモンド
茶色四角 5.10b(アップ)
黒四角 5.10d(ダウン、落ちそうになった泣、久しぶりにやると悪い)

タワー
黄色バー 5.11c(×,×丸1日のレストは効果絶大。とりあえず核心部以外は楽に感じて、核心部のムーブもフォール覚悟で登れる様になったが、目の前のピンを3手進まないとクリップできないことにメンタルが耐えられず2便で終了)

100度
青ホールド 5.9(OS)

100度がホールド変え!
今回こそOSトライを大切にしたい…。

水曜日:小川山

木曜日:体調不良の中、上顧客様MOさんとYMさんとハングアウトへ。
2級になると核心部分が全然登れなくなるので悲しい。
夜は久しぶりの女子会@やきとり屋
こんなに職場の事を思ってくれているお客様がいて心底幸せなジムだ。
私にできることは残り少ない時間を大切に、貴重なご意見を反映できるようにがんばることかな。
残念ながら、どんなにプッシュされてもしばらくはクライミングとは関係のない仕事をす
る予定なのだけれども、私のお客様観察とアドバイスが重宝されていることは純粋にとても嬉しい。
生涯の仕事にできるように今後も修行を頑張ろう!

金曜日:昨日の無理が祟って朝から絶不調で仕事を昼過ぎ頃早退し寝込む…泣

土曜日:グラビティリサーチのコンペ。無理して行ったのに最下位…笑

日曜日:弟のお見送り@成田のちお昼寝レスト。

完全に体調を崩した1週間。
いよいよ、夏がはじまるなと思った。




小川山(マルチピッチ講習) (6月29日)

HM先生とマルチピッチ講習。
@スラブ状岸壁

スラブ状岸壁は小川山に20回くらいしか行ったことがない中の10回くらいを占めている気がする…笑

今回も支点構築練習の後はガマルートのバリエーションへ。

1p目は私がリードで、ワイドクラックっぽいクラックを目指す直線ラインからスタート。

行きつ戻りつを繰り返して、少しもろめのカチホールドが豊富にあるラインからアプローチ。

どうやら恐怖センサーは「びびりすぎ」に戻ったらしい…笑

プロテクションがとれるところは常に固め取り(岩が脆い気がして怖いため)を繰り返しながら、行きつ戻りつして、ワイドクラック下部へ。

ワイドクラックは6番サイズのカムでも広すぎて入らないので、15分くらい行きつ戻りつを繰り返し向きを変えるなどを試みたが、怖すぎてクラック内部に入れず、諦めて左のフェイスラインを変更。
左上して木でピッチを切る。

2p目はHM先生がリードで、左から登ったことがないという私の希望を叶えていただき、左へ進んでいただく。

少しずつロープが出ていき順調にピッチを伸ばされていた様にもみえたが、赤ロープだけ先にいっぱいになり、青ロープはずっと引かれなかったので、赤ロープの方が若干短く、かつ沢山クリップされていて屈曲しており、ピッチを切っておらず進んでいる途中という予測を立てた。

しかし、15分くらい待ってもいっこうにロープが引かれない為、師匠から打診が…。
ピッチを切ってビレイをしているのか、この時点では半信半疑だったが、このまま待っていても現状は変わらなそうだったので、絶対落ちないことを条件に進むことにした。

進んでみると脆いし、悪い。

そして5番カムを回収するとき、岩が2回欠けて、2回落ちた…泣

ビレイがされていなかったら死んでいた…泣泣

なので、ビレイはして下さっているということが判明し、少し安心して進む。(師匠が結んでいた赤ロープが進み始めた瞬間青ロープも引かれ始めたので、ロープはビレイされているだろうとは思っていたが…)

無事にビレイポイントに着きHM先生と合流するなり、HM先生は「ロープが手繰れず、途方にくれていた」と繰り返し言っていた…笑
ロープをL字に屈曲させてしまっていて、登っている時点でかなり重く、それでも足場が良くて、しっかりとした立木がある右上でピッチが切りたく、実際そこに上がってみたところ、ロープをアップすることが非常に大変だったらしい。
そして青ロープが途中から全く手繰れなくなってしまったらしい。

そこで少し降りてみてビレイしてみたり、下まで降りてみようか考えたりと色々と思いついた様だが、どれも上手くいかず途方にくれてしまったらしい。

なるほど…。
とりあえず自分の予測と全然違う。

まず、予測に反してHM先生は早い段階でピッチを切っていて、ロープアップじたいはロープ半分より手前から始めていた。
→ロープの流れがスムーズに進んでいる程の速さなので、アップされていることに気づかなかった。
→1時間強のリードなんて自分はザラにやってしまうということと、右ルートはクライミングが簡単で自分はロープを40mくらい伸ばしてピッチを切ったことがあったため、伸ばしている感覚があまりなく、
まだまだリード中だと思っていた。

一番の問題点は自分を基準にパートナーの現状を予測してしまうことだと痛感した。

今回の反省から、今後はロープの流れが極度に悪いパターンも予測の選択肢に入れられると思った。

ロープがL字に屈曲して流れが悪くなり、ロープが上がらず、声が聞こえなくなって立ち往生したと言えば3年前、阿弥陀北陵のフォローでやっている。

この時は何が起こったのかパートナーとも良く話あわなかったし、自分予測も全くたたなかったので、ヒヤリハットとして、「私が本を読んでロープの仕組みを勉強をする」という反省で毎回終わってしまったが、(このあと2,3回同じことをして頬や足先が軽い凍傷になるまでは行くのをやめなかったし、本を読んでも良くわからなかった…笑)
今回はリードの立場の反省を含めて思いつくことができた。

リードの立場の反省としては、
・ロープの流れが非常に悪くなる時は、ロープの流れが悪くなる前でピッチを切る。

・ロープが出なくなったら立ち往生するのではなく、下降してロープの流れが悪くなった原因を探りロープの流れが良い場所でビレイをする。(登りかえしたり支点延長の知識ありきで)

そのあとはまた先入観のせいでもう1ピッチ進んでからじゃないと、下降できないと思い、1ピッチ進んでから、ロープが引き抜けそうな立木を選んで懸垂を開始。そしてロープを下まで流すという強気の選択。
しかし、途中から岩がスッポリ切れ落ちていてハング帯になっており、上部とハング帯手前で2回の屈曲になってしまいロープの摩擦が上がってしまった気がさした…泣
案の定、なかなか懸垂が終わった印のロープ回しができない…泣泣

結局師匠のライン取りに助けられ、ロープは引き抜けたのだが、自分が主体的に行っていたら、登りかえさないと行けなくなってしまったかもしれない…泣泣

と思い、疲れてきたらイケイケで雑さが出てしまう自分の性格の欠点を感じた…泣

そして帰り道寒気がしていたのがヒヤリハットで、木〜週末にかけて体調を崩してしまった…笑

戦略的レストが足りてないせいなのか、予防が足りてないせいなのか、とにかく課題がつきない…泣