2017年5月31日水曜日

GWツアー④(5月7日&まとめ)


1ヵ月かかってブログを書き上げるなんて、終わっている…_:(´ཀ`」 ∠):

ツアーに出た翌週は体調を毎日崩していて、pumpも休むし、週末外岩にもいかなかった。

なのにこのていたらく…泣

今後はもう少しブログ更新を、がんばろうと思った。

前置きは長くなったが、最後は瑞牆へ。
エリアは師匠が前々から気になっていたという、地獄エリアのバケモノ屋敷1p目の左奥。

師匠命名の「クラックの森エリア」へ。

4本中3本のワイドクラックをOSし、1本はFLした。

・ホラースカイ  5.8(三倉のノーマルチムニーをちょっと悪くしたチムニー。あとちょっと脆い。)

・バッドエンド 5.9(文字通り、最後が…笑)

・深海魚 5.7(プロテクションが取れないほど広いチムニー系。)

・エントランス 5.9(師匠がFA。予想よりも難しい3,4番サイズ。)

とにかく、久しぶりに、超本気トライの日々から開放されて嬉しかった…笑
たまにはこういう日がありがたいし、1回も落ちなかったのは嬉しいし、楽しかった笑

と、最後は楽しくツアーの終焉を迎えた。

GWツアーは、ほぼ毎日晴れで、ほぼ毎日登れてとても楽しかった(*'ω'*)
そしてワイド修行ができてよかった。
三倉の日々がなければ、最終日の瑞牆の成果はなかっただろう。
わたしのダメっぷりに飽きもせず、お付き合い下さった師匠には頭が上がらない。
お陰様で、ちょっとワイドが楽しくなった。
やっぱり、旅にでると新しいイメージが沢山浮かんできてうれしい!

これからの季節が楽しみ〜^ - ^

2017年5月25日木曜日

GWツアー③(5月4日〜6日)

5月4日~6日

運命の5月4日。
昔から山は逃げないというが、私は逃げると思っている。チャンスは逃さない習慣を作らないと、たとえ人生最大のチャンスが巡ってきたとしても掴みきれなくて、生涯を終えることになってしまうだろう。そんな人生は絶対嫌だ…笑

本当は全てのトライして登れない課題に、次なんてないと本気で思って取り組めたらいいと思う。

と、なんやかんやと自分にプレッシャーをかけつつも冷静に登る直前までイメトレを続けていた。

モアイクラック 5.9でアップして、いざヒップクラック 5.9。
下部のハンドセクションはやっぱりいつも通りぎこちないが、そんなに疲れなかった気もする…。

いつもフォールする最後の1mは師匠に教えてもらった通り、膝の曲げ伸ばしを調整することにより、スムーズに進めた。

無事RP!通算4日、4便。

1時間強休んで、次は水晶クラック1p目、5.10b。
案の定下部の薄かぶりフィンガーセクションがこなせず苦戦を強いられる。
出だしを行きつ戻りつして、レストを挟んで、1時間くらいたってようやく発車。

あとはひたすら目の前のムーブに集中。
じっくり高度を上げていき、ついにゴール前の懸念箇所。
フレアハンドがなかなか決まらず、落ちそうになったが、なんとかレストポイントに戻ってレスト。その後冷静にガバハンドを取る作戦を思いついた。

無事RP!通算3便(1回はフォロー)、2日。

さらに少し休んで、ブーという途中敗さた5.10aのスラブ。
もう、気持ちは切れつつあったが、いけそうな気もしていた。こちらはRPトライのメンタルコントロールに及ばない、ボルト足元50cm上とかで、落ちそうなムーブを繰り出せないという問題で、あえなく敗退。

今の実力では無理だと思ったので、諦めることにした。
このツアー1番のプロジェクトになってしまった…笑

ブーは登れなかったが、三倉に悔いはなくなったので下山開始!
2本とも登れてとても嬉しかった^ - ^

5月5日
師匠の清盛クラックの日。
私は廃人のように全身にチカラが入らず、疲れ果てており、登山中は、前回来た時の2倍くらい疲れ、現地に着いたら即お昼寝。しかし眠すぎて、師匠がレストに入ると常に寝ていた。
まるで少年漫画の主人公が大きな敵を倒した後の状態になった…笑
師匠がかなり頑張っていたので、自分の堕落具合が申し訳なかったが、身体がいうことを聞かなかった。

5月6日
移動日。さらば広島、移動先は熟孝のすえ、瑞牆(*'ω'*)!





2017年5月15日月曜日

GWツアー②(5月2日〜5月3日)

5月2日
エリア:青白ハング
・ノーマルチムニー 5.7(OS,3時間半。
まったくOSできても嬉しくないほど時間がかかってしまった…泣
下部のスラブですでに1時間くらいトライしていた気がするし、上部のチムニーでは、チョックストーンの位置関係とロープの流れが悪くなることがイマイチわかっておらず、登る時に1回。懸垂回収でロープが引き抜けなくなり登り返す羽目に。もはやここまでやらかすと、OSしてもまったく嬉しくないレベルでパートナーの時間をたくさん使ってしまった申し訳なさと、自分の不甲斐なさで悲しくなった。)

・ノーマルチムニーの下部のスラブパート 5.9(復習:師匠のアドバイスのお陰でだいぶ良くわかった箇所がいくつか。自分で気づけるようにならないと、復習トライの意味はあまり無いんじゃないかと思った。)

・兵隊クラック 5.10a(OS:核心箇所の読みは、城ヶ崎でたくさん練習した系なので、さすがに読みはバッチリ。たまにはこういうのやりたい。そう強く思ったのに、また懲りずにワイドを触ってしまった…泣)

・むかでトラバース 5.9(×:またしても4番セクションに躊躇した挙句、テンションコールののち、即エイドダウン。
今の実力では超本気トライなのにこの日の最後に調子に乗って取り付いた感満載の最低のトライ。

5月3日
エリア:青白ハング&源助崩れ
・兵隊クラック 5.10a(アップ×2)
・むかでトラバース 5.9(×,RP,通算2日。師匠の登りを見たら登れた。
ワイドはムーブの発想力ということを改めて痛感…!)
・ヒップクラック 5.9(×,日が陰るのを待ってトライしたものの、いつもフォールするところで、案の定フォール。ハングドックして、師匠からアドバイスを頂いてようやく、ムーブ解決。)
まだもう1トライできるほどの時間はあったが、だだをこねて、翌日のレスト日をわたしのRPトライの日にあててもらう。
わがままを聞いてくださった師匠に大感謝し、早上がりをしてお風呂に向かい、オシャレなイタリアンレストランへ…笑

次の日の朝まで、
ひたすら、ヒップクラックと水晶クラック1p目のRPのイメトレ。
この機会を逃すと永遠に今のプロジェクトと真っ向勝負する機会を失ってしまうと自分の感が言う。(次回は本気トライではなくなってしまうかもしれないという意味で)
ヒップクラックは、集中力が持って3トライだ。しかし、ヒップクラックに3便かけてしまうと水晶クラックが登れなくなってしまう。
水晶クラックは、下部の薄かぶりフィンガーセクションがこなせれば、勝算はある。(フォローした時点では上部になかなかできない箇所がもう1箇所あったが、そこは下部がこなせれば、集中すれば落ちない気がしていた)
両方1便以内がベストだ。絶対登って帰りたい。

                                           (水晶クラック1p目)

さて、翌日の結果は…。

2017年5月14日日曜日

GWツアー①(4月29日~5月1日)


三倉でどういう生活をしていたかというと、
毎日4時半に起きて、ごはんとお弁当を作って6時半に出発。
岩場に着くのは、8時前後、帰宅を開始するのは、だいたい私がハマるせいで19時前後…泣
テントサイトに到着するのは、20時前後。
夕食を作って食べて21時半くらいに片付けして、22時に就寝。

一日にそれだけやっていたのに、なんの成果もない日もあったし、5.7のノーマルチムニーに3時間半を費やしたこともあった。

ビレイしてくださっている師匠のことを考えると申し訳なさを通り越して、自分の不甲斐なさに落ち込む日々。毎日自分の無力さに泣きそうになりながら(実際泣いたこともあったし)心の痛む日々を過ごした。

登れなさすぎて、いっそのこと、いろいろ散らかして帰ろうと思ったこともあったし、早くレストしたいと思ったこともあった。

しかし、「私のクライミングはそうじゃない」って、もうひとりの自分に何度も言われたお陰で、触った課題も5日も費やした割に少ないけれど、ほとんど宿題を作らず気持ちよく帰ることができたし、
「ヒップクラック: 5.9」に4日も付き合ってもらったお陰で、ニーロック、Tスタック、チキンアームの意味がわかったので、今後に繋がる手ごたえを感じた。

ただし、総じて自分が下手すぎたり、愚かすぎることと、
師匠の神のような優しさに甘えているだけで、他の人には通用しないと思ったので、今後はもっと強くなろうと思った。

アップっぽい課題が1本もないのは、明らかに努力不足だと思った。
もっとクラック(特にワイド)に慣れ親しんでいれば、こんな酷いことにはならないはずだ…泣

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●具体的な日々の日記●

4月29日
14時頃岩場に到着
エリア:源助崩れ
・モアイクラック 5.9 (OS&復習便:上部のワンルーフ越えに苦戦。OSトライでは、右に少し逃げてルーフに戻るラインどりで案の定ロープの流れ悪くそのせいで苦戦。復習トライで、ルーフ真っ向勝負ができた。)

・ヒップクラック 5.9(×:上部の4番サイズセクションラスト1mのところでフォール。ハングドックして数回でムーブができたので、この時点ではあと3日も通うことになるなんて夢にも思わず)

4月30日
何も完登できなかった1日。
エリア:源助崩れ
・水晶クラック1p目 5.10b(×,フォロー:下部のフィンガーセクションが全然無理で、OSトライでは1時間くらい粘っても1mくらいしか進めず、 リードを交代。フォローで上がるももう1箇所なかなかできない箇所があり絶望感)

・水晶クラック2p目 5.11a(フォロー:師匠の目的のワイドのトラバース課題のフォロー。フォローの癖にリードの2倍の時間を費やした挙句、抜け口でフォール。)

・ブー 5.10a(×:スラブの5.10a。3ピン目上部のヌンチャク足元から1手が悪く、フリーズ。ムーブが起こせず敗退。この時点でテンションはマックス低いモード…笑)

・ヒップクラック 5.9(×:昨日と同じ箇所ができず、ムーブにも入れないので、テンションムーブだと思い知る。粘った挙句フォールし、メンタルは完全に崩壊。涙が溢れる…笑)

5月1日
レスト
清盛クラックを見に宮島へ。
本当に綺麗なワイドクラックだった。



いつかこんなの登れるようになりたい…。現実はスタートもまったく切れそうになかった…(´;ω;`)



GWツアー(4月29日~5月7日)~はじめに~



GWは師匠と三倉へ。

〈毎日とってもいいお天気でした〉


約一週間経った今も、身体に余りチカラがはいらず、全身疲労になやまされている…笑
まるで富士山のシーズン明けのような、体重は軽くなっているのに、身体が鈍りのように重い現象。

三倉ツアーでは、私には厳しい課題ばかりで完登について真剣に考える度に、小学中学校通算約10年ほど頑張っていたバレーボールの事を思い出していた…笑

"自分には無理だと思っていた時間差のトスや、フェイント攻撃\\\も猛特訓することによってできるようになったこととか"

"バレーボールとは直接関係ないが、部活前後に自主的にランニングや縄跳びをしていて、そのお陰なのか?マラソン大会では常に1桁入賞で、市のマラソン大会に出場していたこととか"

"自分のサーブに勝敗を委ねられていた引退をかけた夏の総体。自分の連続サービスエースで5点を取り、残り2点で同点の場面でボールがネットにかかり、試合終了。ただし自分としては、雑音が全く入ってこないほどの集中力と普段ではありえないキレのあるサーブが打てたので、悔しさと不思議さの入り混じる苦い記憶とか…"


過度な努力をすれば、必ずそれなりにできるようになるというイメージが自分の根底に常にあるのは、バレーボールに真剣に取り組んでいたお陰かもしれない。

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ちなみに
チームとしては、小、中共に市内大会では上位でも県大会では全く歯が立たないくらいのチームだったけれども。
小学校3年生の頃から、中学校3年生の頃まで、ずっとセッターのレギュラーで頑張っていたあの頃。
中学校に上がってからは、1年生から一つ上の先輩のチームのレギュラーだったので、特に努力していた。

セッターになったのは、運動神経が鈍くアタッカーになれなかったからであり、(今考えるとそういう理由でもない気もするが…笑)
とにかく普通の人よりも努力しないと、レギュラーから外されるという気持ちが強くあった。

自主練習をするのは才能がない為、当たり前で、
ちょっと運動神経がいい後輩が現れると、自主練習量をがむしゃらに増やし、運動量に見合わない食事量で過激な減量をしたりと稚拙な努力をしていた。

しかし、自分に課した課題と人と比較し続けるプレッシャーの所為で中学の部活を引退する頃にはバレーボールは一生やりたくないと思うようになり、高校時代は運動とは無縁の学生時代を過ごした。
ちなみに、大学生になり、自分の人生が余りにも平凡でつまらなく感じ、日常生活を180度変えたいと考えて、探検部に入ったという経緯がある…笑

しかしながら、バレーボールで学んだことはクライミングで生きていると思うし、頑張れば必ず完登できる思うエネルギーの源は、頑張れば結果が出ることを知っているからだと思う。

最近はようやく頑張り方を考えられるようになってきたし、まだまだ自分の可能性を感じるし、何より人との競争意識がほとんど皆無になったので、クライミングを辞めたいとは全く思わないし、今後も思わないと思う。

なんだか探検部よりも、バレーボールに近い感じがしてきた気がするのは、
スポーツとして真面目にクライミングに取り組めるようになってきたからかもしれない。

師匠に弟子入りを試みた2015年の春からは、大好きだったお酒をほとんど飲まなくなったし、補助トレーニングをするようになったし。現在の仕事に就いてからは、食べ物にもだいぶ気をつけるようになったし。

今が楽しければそれでいいと呑んだくれていた探検部時代には考えられない激変ぶりだ…笑

三倉にいって、これからもまずは中学生の自分を目指して頑張っていこう思った。(特に体重とか…笑)

また、部活の話とはちょっと異なるが、ツアーにはOSでサクサク登れるチカラが欲しいとやっぱり思った。

岩場ではとにかく下からコツコツ積み上げていこう。ルートを選り好みせずにたくさん登ろう。OSトライに慣れようと思った。
次のツアーまでには自分の成長を感じられるような自分になろう。(全てのサイズの1桁のサクサクOS!)
今年の小川、瑞牆も頑張ろう。
今シーズンも楽しみだ~(*'ω'*)

具体的な内容は次へ(笑)…。