2017年6月22日木曜日

越沢バットレス(6月18日)

コンペの翌日は久々の越沢バットレス。SITさんと。
この日の成果はSITさんと意気投合し、4年ぶりくらいに北アルプスに入れそうになってきたことと、
8月のほとんど白紙状態だったクライミングバムの予定が急に、10日くらいSITさんのおかげで埋まった点が素晴らしい成果である。
夏休みがとても楽しみになってきた(笑)

この日は午前中2スラ、午後は、左ルート。
いずれもALLナチュプロで。

内容は、トラブルなどがなく淡々と進み、16時頃駐車場につくくらいの感じだった。

実は山岳会に入会してすぐくらいの頃は2か月くらい越沢でなんども(たぶん10回くらい)練習し、
山岳会の先輩から、越沢が登れたら日本全国どこでも登れると言われて、それを2か月くらいは信じていた。(小川山の初級マルチに連れていかれてALLフォローでもまったく登れず絶望を感じるまでは…笑)

越沢は初めて連れていってもらった4年前の時点で、残置あり、ALLフリー、2本目からつるべでなんとなく登れていたので、そのときは何の疑問も抱かず、先輩方のおっしゃる通りに動けるよう頑張った。
支点の作り方、懸垂下降、そしてラインどりはすべて、私がリードしたとしても、事前にルートの説明やピッチを切る場所等の指示があり、残置に導かれるままに自分の考えなしに登っていた。




(2スラの3P目:SITさんリード)

昨年の春、師匠のマルチ講習で残置無視、ALLナチュプロで、自分の考えに基づいた自由なラインどりという、まったく同じ壁なのに、上記とは対極のことを求められたときにフリーズしてしまった。

去年の春の時点では、オブザベーションができず、オンサイトトライが苦手で、レッドポイントによって、グレード更新することに喜びを見出していた私のクライミングのすべてに無意味さを感じるセンセーショナルな出来事だった。

沢山の痛みを伴う意識改革やショートルートの取り組み方を改善し続けている今、ようやく越沢バットレスで練習する意味がわかってきたと感じ、越沢で自由に遊べるようになってきた気がした。

そうは言っても、まだまだよりそう思う日が来るんだろうな。
あの日の自分はまだまだ未熟だったとまた越沢で登った時に、冷静にとらえられる日がきたらイイな★




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