2017年1月15日日曜日

冬休み①大堂海岸(12月23日〜1月4日)


幼い頃より観光地や遊園地を巡る旅行が苦手だった私は、大学探検部時代に1,2カ月アウトドアアクティビティ等をしながら旅をするというスタイルの『長期合宿』に出会い、それ以来長い期間旅に出るのが好きだ。

観光地をめまぐるしく巡る旅行では感じることができない、長期滞在により、その土地の生活感を仲間と共有することがロングトリップの醍醐味である。

大学生の頃は、とにかく山登り、川下りのような具体的アウトドアアクティビティよりも、長期合宿生活がそのものが好きだった。

家族でもなく、恋人でもなく、親しい友人でもない、同じ目的を遂行する為に集まった仲間と行動を共にするのは、新しい価値観に触れ、凝り固まった価値観見直すにはとても良いチャンスだし、活動により新しいアイディアや目標が生まれる。

またクライミングでいうと、数か月同じ頻度でジムを中心にトレーニングすると、同じルートの同じ箇所でいつもフォールといったようなプラトーにはまったり、また課題の進捗がなくトレーニング自体がルーティンワークのようになったり、同じ場所に筋肉疲労がたまり身体の負担を感じ行き詰まってくるが、4カ月に1度2週間以上のクライミングバム生活を送ることで定期的に新しい刺激に出会い、トレーニングの目的や、やりたいクライミングのアイディアが浮かんできて、フレッシュな気持ちでジムに戻ることができ、質の良いトレーニングに繋がる。

大学生の頃に戻ったかのように、
社会人として最底辺を保ちつつ(笑)、長く旅に出られることがありがたいことだ。


旅の始まり~。


大堂海岸では、毎日毎日、日の出から日の入りまで登り続けることができた。
それも海のように心が広い神様と師匠のお陰であり、未熟な私はアプローチセクション、それも歩きからして大苦戦、オーバーグレード感、足を引っ張りまくってしまった…泣

クライミングはグレードや登ったルートも大事だけど、アプローチが自分でこなせることも超大事だなと。

荷物を背負った懸垂下降に失敗したり、
ユマーリングのセットがイマイチよくわかっていなかったり、岩の上を歩くのに苦戦したりと、だいぶ課題がたくさん見えた。

要するに私はジムやアプローチの簡単な岩場でしか遊べない、しょぼいクライマーなんだなと痛感した。
それでも大迷惑をかけつつではあるが、様々な体験をさせていただけたお陰で、今できることと、できるようになりたいことの距離がわかって良かった。

クライミング自体は、キャメロットの4,5番サイズの5.8はまったく歯が立たなかったり、殆どの課題がOSできなかったりと、こちらも自分の弱さを痛感した。

様々なエリアでコンスタントに成果を上げるには、2,3便程度の数便勝負であり、NPルートの場合様々なサイズに対応できないと話しにならない。

ワイドやシンハンド以下のサイズをOSすることはかなり難しく、ハンドばち効きサイズしか対応できないと改めて痛感した。

もっともっと登れるようになってまた戻ってきたい!
今年の春夏秋はもっとワイドやフィンガーのルートを中心にバリエーションをもたせて小川山、瑞牆で登りたい。
とあらたな目標ができた(^^)

そしてすでに春休みが楽しみ…笑♡

****************
トライしたルート
12月24日
《モンキーエリア》
・スーパークラック 5.9(OS)
・モンキールーフ 5.10a(FL)
(ルーフ上で末端処理をしたロープがスタック。2度の登り返しによりなんとか対処できた…泣)
・ぐいのみ 5.9(OS)
・モンキーロード 5.10c/d(×)
(ラスト1mくらいのところでフォール。
カムがお腹くらいのフォールが怖くないからといって確率の良くないムーブを起こそうとしすぎだと痛感。)

12月25日
《ハーバーエリア、大ルーフ周辺》
ザックを背負ってかつ、支点がルーフ上で、空中懸垂をする場面。荷物の重さを甘くみており、セルフをルーフ上の支点にとっており、解除できなくなった…泣
1時間くらい格闘。神様の助言により荷物を解除しようやく降りれた。

                  大ルーフ

・無名 5.9(トポに乗っているフィンガー) (OS)
・トポ情報なし、大ルーフ右の5.8くらい。(RP)
(スタートが切れず2便をかけ、数十トライしたのち、日暮れ前の泣きの数トライでようやくスタートが切れ、RP)

・トポ情報なし、大ルーフの向かいのボロい岩の4,5番サイズくらいのワイド。5.8くらい? RP)
見積もりが甘く、ふわっと取り付いてしまい、大苦戦。1便目テン山。
リービテーションを初めて使った。

12月26,27日(レスト)

ひがしやまもちっこ会は地元有力ブランド


12月28日
《前傾壁》
ユマール用アッセンダー2つによる登りかえしのセットができず…(-.-;)

・4,5番くらいのワイド 5.8(×)
(スタートから数メートルが進めず…泣。夕方泣きの1便でも進まず…泣泣)
・ワイド5.10dの派生の5.10aくらいのフィンガー(OS)
(甘く見積もっていたら、かなり難しかった…泣)

                  5.10dのワイドの派生ルート
12月29日
《ハーバーエリア》
・渚ルート 5.9(RP)
・アップダウンクイズ 5.10c(×)
(テン山でなんとかトップアウト。OSするには程遠い感じだった)
・無名 5.10b(×,×)
(NPフェイス風。中間部のカムが効いていなくガクブルで、テンション。しかしNPフェイスの集中力の高まりが心地よかった。)

                  アップダウンクイズ


12月30日
《最果てのエリア》
・シークレットエージェントマンのフォロー 5.11a/5.8
(相変わらずワイドに苦手意識を強く感じた。ワイドパートで数回フォール)

シークレットエージェントマンでお腹いっぱいになったので残りはお留守番。
登りというよりは、空中懸垂とかマルチの待ち時間が耐えられなさそうな気がしたため。
午後のマルチは行かなくて良かったと思う。

12月31日
レスト

1月1日
《前傾壁》
・無名のワイド5.8(×)
・無名の5.10aくらいの課題2本(FL,OS)
・右側のワイド 5.10d(×)
(相変わらず4,5サイズ無理で、4,5サイズのセクションはA0トップアウト。)

1月2,3日
《帰れずエリア》
・オールマイティ1P目 5.9(かろうじてOS)
*フォローで2p目まで、×2
・イースター1P目 5.8(FL)
・熱風セレナーデ 5.10a(RP)
(2日に渡ってオブザベーションし続けた課題。出だし落ちしたのが悔やまれる。
それ以降はわりと苦戦ポイントもイメージ通りで粘って粘ってノーテン)
・ワイド 5.8(OS)
(意外と脆い、上部意外と悪い。ガクブルになりながらOS。
その後懸垂のロープの角度が悪く引き抜けなくなり、神様と師匠になんとかしてもらう…泣)

モンゴサンタマリア




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