2017年4月13日木曜日

春休み⑥湯河原(4月6日)

4月6日
HMさん、MRさん
最終日は正面壁へ。
NO.1ルートとの決着をば。


以下2016年4月22日の文章を引用。
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HMさんにお付き合いいただいて、湯河原幕岩。
行きの運転4時間、帰りの運転3時間。
そして岩場の滞在時間は6時間…泣
まずは、車の運転の修行が足りてない中で助手席に乗って下さったことにとても感謝!

湯河原ではHMさんに案内していただき、初の正面壁へ。
正面壁はなかなか美しく、ルートの本数がもう少しすくなくて、判りやすければかなり好きになれそうな風格だった。
正面壁といったら、クラックができるというイメージだったので、クラックがやりたいと思いまずは、「コナン 5.9+」でアップのつもりが辛うじてOSできたという感じになってしまったので、もう1便出したら、今度はスムーズに登れたので、OSトライに対する弱さを感じた。

最近はホールドを甘く見積もるというよりは自分がイメージより動ける気がしており、イメージ通りに動けな自分に苦しむ…笑

そして本気トライは「NO.1ルート 5.10a」へ。
2ピッチからなるルートは何ピッチも続くマルチピッチの練習のような気持ちを彷彿させて、ちょっとワクワクした。
1ピッチ目は5.5くらいの緩いスラブで楽しさが高まるテンションで、5.10aの2ピッチ目に取り付いた。

HMさんが先行でOSトライ。
右左に2本クラックが走っていて、右のクラックから左のクラックに移るムーブが難しく、その間に売ってあるボルトにクリップするかをしばらく悩まれて何度も行きつ戻りつしていたHMさんは、ボルトにクリップして、左のクラックに思い切って1手出してそしてフォール。
そこで力尽きたようで私と交代。
私もHMさんと全く同じような感じになり、ボルトにクリップをして意を決して1手だそうとしたが、やっぱり怖くなってテンションを掛けてしまった。

2,3便目でもHMさんは思考錯誤しながら、落ちるまで頑張ることができ、私は思考錯誤しながら相変わらずボルトでテンションを掛けて3便目でトップアウトはできた。

しかしテンションって言わなければ、もしかしたらRPできたかもしれない。
HMさんの1手出せることが凄すぎて本当に羨ましかった。
しかし気づけば3時間経過していて暗くなり始めており、NO.1ルートから下山した。

「5.10aでこの調子だと大岩壁のマルチなんて夢のまた夢ですね~」なんて帰り際に話していたけれど、実力が同じくらいの人と思考錯誤しながら、2ピッチのルートとかを積極的に登るのは冒険気分が味わえてとっても楽しいな思った。
またリベンジしに正面壁に来たいなと思う。

しかし、車で行くと湯河原はとても遠く感じた…泣
運転も頑張らねば…泣
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一年前よりも、全然簡単に見えたNO.1ルートは昨年に比べたらあっさりと登れてしまった。
下部の核心箇所は相変わらず、もじもじ、もじもじしてしまったけれども。

岩場は課題が変わらないため、またその課題に戻ってこういう日があると成長を感じることができて嬉しい^ - ^

(ゲイシャワルツのようにてんでダメダメなことや、過去に登れた課題を再登するときに1便目テン山とかになってしまうと、成長してなかったーと凹むが…)

HMさんも、昨年よりもだいぶ進み、ボルト1メートル上まで進みあと1歩が踏み出せず残念ながらテンション。そこから上部のボルト下のフィンガーセクションで、詰まってしまったが、なんとか自力でトップアウト。
自分でどうにかすること(エイドで抜けるか、エイドダウンするかを選択すること)が大事だと強く思ったとしきりにおっしゃっていた。


HMさんの感想を伺い自分の様々なトライが蘇る。

人に左右されず、(パートナーが自分よりも登れて経験があるとか、逆にないとか、取り組み方の違いとか)
自分の限界にトライするには、敗退のプランニングや判断を自分で考えられることだと私は考えている。

ある意味テンションが入ってからが勝負がはじまる。敗退の決断が早いと、次のトライでレッドポイントの可能性があったのに、早々に諦めたということになるし、決断が遅いとできることもできなくなり、精神崩壊も訪れ、正しい判断が下せなくなる。

リードを始めた頃から、長時間ハングドッカーな私は幾度となくパートナーを怒らせ、苛つかせてきた。
また自分よりも強いクライマーと登ると、最悪抜けられなくてもなんとかなるという安心感からグレードが伸びることも経験してきたし、自分と同等レベルのクライマーと登ると、自分の不甲斐なさや、強いクライマーと登るときよりもパフォーマンスやチャレンジ精神が損なわれている自分の弱さを痛感することがあった。(回収が不安だからやめとくetc…。)

あとはメンタリティだけ強く先行していた超初心者の頃、
山を冒険するくらい、フリークライミングのショートルートでも自分の判断を問われるから、面白いんだと、
フォローをやめ、トップロープをやめると強く自分に言い聞かせ、
Kちゃんと行き始めたロックランズの帰りのラーメン屋で互いに熱く語りあったことを少し思いだした。

振り返ってみると、タイのプラナンで5.11a(しかもトポにグレードよりも簡単と書いてある課題を2日8便くらいかけてRPした)を1本登り、翌日近くの30m、5.11cがいけそうな気がして、敗退のプランニングほぼ無しでマスターオンサイトで取り付き、終了点1ピン手前で抜けられなくなりパニック、なにも思いつかず、30分くらいぶら下がったのち、10ピン近く飛び降り回収した日よりも、
この日は、ちょっと自分に生温い日な気がした…笑

トライしたルート
湯河原(正面壁)
・コナン 5.9+(アップ)
・NO.1ルート (NP)5.10a(RP,通算2日,1年越し4便)
・アジア 5.10b(MOS、カンテ沿いの綺麗なボルトライン。自分としてはスムーズにOS)
・ベビーピナクル1p目の派生ライン (NP) 5.8くらい?(OS、湯川の大和屋的な雰囲気のきれいなハンドクラック)

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