2019年2月8日金曜日

湯河原幕岩(2/2,3)

女子会にて湯河原幕岩、桃源郷



1日目:ゲイシャワルツ(2016年12月からの宿題)
2日目:コンケスタドール(2018年2月からの宿題)

よく調べたらゲイシャワルツは2日しかトライしてなかった(笑)
コンケスタは2年前に触った気がしていたが昨年の2月だった(笑)

記憶って曖昧になるので、細かく日々の日記をつけないとだめだなーと痛感。

それはさておき、ブログを書き始めてからは年1ペースで湯河原に通っているが、I塾に通う以前に、桃源郷の5.10台を一通り、ばらしてRPしているだけで、湯河原で別に目ぼしい課題は何も登れていない…。

「ダイヤモンドヒップ」とか通り過ぎるたびにトライできないでいる罪悪感を感じているし、「憧れのハワイ航路」もいまだTOできていないし、トライする勇気もまだわかない。
ゲイシャワルツやコンケスタドールも嫌な思い出の一つになった。

それは壁が低く、グランドフォールのリスクを感じ、ホールドが持てず、ハイステップなどの片足バランスのムーブ中にホールディングする手がすっぽ抜けそうで怖く、完登するためのスタイル妥協案がすぐに脳裏によぎるからだ。

実際、ボルト足元でハイステップ中に手が抜けたら、ひっくり返るリスクは否めない。
そうやっているうちに恐怖と嫌な思い出が先行し、どんどん湯河原に足が向かなくなっていった。

でも、同じ岩質でも甲府幕岩のほうが圧倒的にそのグレードで求められるムーブは簡単で、レストもしやすいと個人的に改めて湯河原に行ってみて思った。

また瑞牆のカサメリで同グレードの課題をトライしたいのであれば、いいトレーニングにはなりそうだと思った。

今回の目標は初日にゲイシャワルツとコンケスタを登って、湯河原の山頂にハイキングに行き梅ソフトを食べることであったが、ゲイシャワルツしか登れず目標の1/3も達成できず(涙)

ゲイシャワルツは、やはりヌン掛けからして凹角を多用したし、3ピン目はかけてからムー
ブを探ること3便目にしてようやくRPに即したムーブができ、3便目はつなげ練習をロワーダウン中に2回行い、RPできたので、スタイル妥協レベルとしては自分の中で最終段階だった。
でも精神衛生上、それでも登っておきたかった。





翌日のコンケスタドールは、スタイルの妥協はその日はナシというルールを自分に課し取り組んだ。2ピン目と3ピン目の間が難しく、グランドアップでは3ピン目は、自力でヌン掛けもできない状態。
コンケスタの場合は上から回って掛けられることも知っていたし、ヌンチャクはトライしていた別のひとのものはセットされていた。

何度も誘惑にかられたが、朝自分で決めたルールに従うことにした。
結果的に、最終的にもヌンチャクがかけられるところまでは行けず、2ピン目のヌンチャクが足元になり、数歩離れるムーブが見えていたが、ホールドの掛かりもわからず恐怖に負け、落ちられず、2ピン目足元で「落ちます」コールで落ち敗退で終了。

例えば朝からTRリハーサルをし、ムーブが固められていたらRPできたかもしれないと思った。
でもコンケスタは過去に全くムーブもできず敗退していたので、トライごとにコードが上がり、成長は感じられたし、なんとかグランドアップで完登できるかもしれないとも思ったので、日曜日のことはそれでよかったとも思う。

ただこのあとの選択としては、もう少し頑張ってみて全く進捗がないようだったら、スタイルを妥協してTRか3ピン目をエイド手段を使い(ヌンチャクアブミとか)クリップ先行させてリハーサル。
スタイルを妥協するくらいなら、再び封印し強くなってから出直すという選択肢となると思う。

次回もう一度グランドアップでトライしてみて決めようと思う。

というのが私のクライミングスタイル。
“その課題からいま何を得たいのかを常に意識したい。”

完登を優先させる場面なのか、フェア性を優先させる場面なのかの選択。
そして範囲としては、自力でヌン掛け&回収できるということ。

そんなシビアな選択を迫られるのも、外岩のボルトルートならでは(クラックのルートのほうがエイドは簡単なことが多いい思う)だと思い、それがボルトルートのRPトライの楽しさなのではないかと思えたことが、自分の途轍もない成長だと思う。

コレ絶品でした!














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