2018年12月31日月曜日

城ヶ崎(12月30日)


2018年最後のクライミングはNMさんと城ヶ崎でクライミング。

@なみだち



そうアレは3年前、2015年12月末、城ヶ崎シーズン1年目。ファミリーエリアでカムを3つスタックさせて、回収を人にお願いした翌日に初めてなみだちに行った時のこと。

そして、宿題を作ってしまった。
「アルタミラの迷いルート」5.10d(NP&B)
当時は本当によくわかってなくて、5.10dというグレードだけでいけると判断し、取り付いた。

実際に3便出して抜けられるかギリギリ抜けられるくらいまで行けたと思う。
そして、2017年3月、再びなみだちに行った。
久しぶりに「アルタミラの迷いルート」を下から見たとき、初めて取り付いた日に全く感じなかった恐怖心を強く感じた。
そして取り付くことさえできなかった。

そんな後ろめたい気持ちをなみだちを検討するたびに感じていた。
そんな中、昨日絶好のチャンスが巡ってきた。

やはり3年ぶりに取り付いても、最上部のムーブは難しく、さらに3年前に気がつかなかったボルトのネジが飛び出している事に気がつき、その下に取れるカムは000番だということも、自分の恐怖心を更に助長させた。


(木の真下の細い線を繋ぐルートがアルタミラの迷いルート)


1便目、ボルトが抜けたらどうしよう、カムが抜けたらどうしよう(000番の下はキャメロット紫0.5 バチぎき:ボルトから2mくらい下)ということが怖すぎる且つ、ホールドが3手ほど持てず、全くムーブが起こせず敗退。

2便目:やっぱりボルトのネジが飛び出している事が気になって、10回くらい1歩戻ってテンションコールを繰り返す。
しかし、諦めずに試行錯誤していくうちについにムーブが起こせ、トップアウト。

3便目:固めたムーブを起こしRP。

危険度から考えると、登る必要があったかはわからない。
でも過去の自分と向き合えない自分でいる事が嫌だった。
そんな自分の為に登った課題だった。


そんな課題で締めくくられた2018年。
いろいろな、考えが巡り、思考がどんどん変化した。
いろんな事を変える必要性を強く感じたし、変化を迫られた。

身体が悲鳴を上げた事に、頭はしばらくついていけなかった。悩みに悩みながら動き回って、更に身体と心が悲鳴を上げた。
クライミングと一緒で、思考回路が制御できないうちは、身体を動かしてはいけないと思い、思考に集中しようと思った。

心と身体を1つに集約できた時に前向きな大きなエネルギーが自分の中に生まれる。
そんな事クライミングから、いつだって学んできただろう。
改めてそう思える課題だった。

クライミングが自分の人生の中心にあって良かった。
もっともっと自分と真っ直ぐに向き合いたい、成長したいと本気で思えるから。
一生、そう思い続けられる人生にしたい。
本気で強くそうだと思えてきた事が、2018年最大の収穫。

2019年が楽しみだ!



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