2016年6月2日木曜日

小川山(5月31日)

今週も火曜日はKMTさんと花崗岩へ。
前日の雨、それから私が夜早く帰宅しなくてはならなかったので、小川山のアプローチが近いエリアになった。

近くて乾きやすいところ、お姫様岩周辺という事で、アップに「小川山レイバック」をやろうという事で、まず「小川山レイバック」でアップ。
その後「クレイジージャム」の話題になり、去年は地上から、2mくらいしか浮けなかった、「クレイジージャム」へ。

入念に精神統一とオブザベ。
パートナーのトライを見ているので、カムのサイズはかなりイメージ上引きづられてしまう。
下部をこなせればチャンスがあるかもと思い下部のイメージを作る

いざトライ。
下部はイメージを入念に作っただけあって、イメージよりは簡単にこなせた。
私の問題はワイドパートだった。
とにかく進まないうえ、左半身しか上手く身体を入れられず、さらに体制が変えられず苦しい。
カムも上手くまびけないので、足元くらいのランナウトを強いられてしまう…泣

自分のキャパ(実力、メンタル共に)を越えたらしく、段々と呼吸が荒くなり、動機が上がり、過去吸みたいになってしまった。

それでも、ワイドパートの終わりくらいまで、地味に進んでワイドパートを抜け口に大きいムーブが欲しいというところで、キャメ4番を決めてロープをたぐってクリップしようとした時に、完全に左手がパンプしてしまい、手繰り落ちしそうになったので、右手でカムを掴んでしまった…泣

その後少しハングドックさせてもらい、トップアウトの為に上まで登って回収。
地上に降りても過去吸みたいな状態がしばらくおさまらず、爆笑…笑。

冷静になってみると、ムーブは(かなりギリギリだけど)できる。
しかし、グレードとクラックのサイズに気持ちが負けそうになってしまい、呼吸がおかしくなってしまった気がする。
(まったく上手く泳げないクロールの息継ぎを彷彿させた…笑)


〈写真の一番トップでA0…〉

もっともっと落ち着けられれば登れたかもしれないとか、ムーブが探れたかもしれないとか、いろいろと考えたけど、時間を長時間開けずには、もう一度トライできそうにもなかったので、
KMTさんの宿題の、「最高ルーフ」へ。

「最高ルーフ」は恐竜の背中を彷彿させる美しいルーフクラックだった。
フォローだし、ぜひムーブを探ってみたい!
と同時に、そう思うことしかできない、精神的疲弊とオーバーグレードさを感じた…笑

ルーフ下のトラバースでKMTさんが苦戦しており、テンションを掛けているのをみて、フォローでも通過できるのか不安になった…。

案の定、ルーフ下のトラバース部分に入る前に、だいぶレストして、イメージしたムーブを起こし始めた矢先にまさかのフォール…泣

右からトラバースなのでだいぶ左下に落ちてしまい、垂直にロープで登り返したため、核心部分のムーブは探れず…泣、カムをA0してルーフに下に復帰しハングドックして、カムを回収して、トップアウト…笑

結局フォローなのに何もできなかった…笑

と振り返ってみると成果といえば「小川山レイバック」再登しただけという結果に…笑

なんにも登れなかったけど、勉強になった1日として心に深く刻んでおこうと思う。

※※※※※※※※※
・小川山レイバック 5.9(アップ)
・クレイジージャム 5.10d(×)
・最高ルーフ
1、3ピッチ目KMTさん
2ピッチ目 私
〈最高ルーフ、ルーフの始まりで左に思いっきりフォール…泣〉





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