瑞牆山(10月15,16日)

クラックに行きたい…！

と思って一生懸命パートナーを探した先週末だったが、なかなか同じようなクラックのエリアに行きたい人が見つからず(泣)、

意を決して、今週末は宿題だった『砂の塔』を回収することに…笑!(まだ繋がらないような気もしていてチョット不安が残っていた。)

ということで世界のクライマー先生とカンマンボロンへ。


2ヶ月振りに晴れた週末。
絶対に無駄にしちゃけない。
絶対に『砂の塔』5.12a だけは回収すると思い現地に向かった。

カンマンボロンには残念ながら私のような弱いクライマーが、気持ちよくアップできるルートはないので、『砂の塔』のヌン掛けでアップ。全ピンでテンションを掛けて丁寧にムーブを思い出す…。如何にもRPの為の再省エネ方法であるが、なんか残念…笑

苦戦したムーブが余裕だったので、これは全然いけると確信。

そして、全ムーブとクリップホールドを記憶して、2便目でRP。

その後は、風のエリアの

『Celebrating Spring』5.10c(NP)のOSトライ。

サイズとムーブがイメージ通りでOS。

やっぱり先週からOSトライが楽しい…笑

1日目はパートナーのテンションも低くく、これで終了。

2日目は、所属の同人の強強な皆様がいらっしゃり、楽しい感じに！

『ボロンボロン』と『Celebrating Spring』でアップ。

『砂の塔』も見たいとのリクエストに応えて、再登するも今まで全然落ちたことないところで、スリップロングホール(笑)。

RPしたトライに比べて集中力と気迫が全然足りてない(笑)。

本気トライで、風のエリア

『Departure』5.11a(NP) 

ムーブはフェイスムーブな感じなので、わりと登りやすい。ムーブは見えたけど、ランナウト状態で繰り出すのに若干緊張しつつ、なんとかOS 。

やることがなくなり『NEXT LEVEL』5.11dか、『LIFE LINE』5.12a かを悩んで見た目で『LIFE LINE』のOSトライ。

ホールドの甘くなる中間部までは、なんとかホールドとムーブのイメージと現場判断を繰り返し、自分の中ではスムーズに進む。

中間部。おそらく核心パート？

手が甘く、確実性の低いムーブしか思いつかず、左へ右へと右往左往…笑。

たぶん30分くらい滞在。

の果てにテンションを掛けてしまうと完全に気持ちが切れてドロ沼にハマると思い、甘い2手を耐えて両足を左右にスメア気味に張り、絶叫しつつ1手出したら自分の予想よりは全然持てるホールドだったので、なんとか両足を高くスメアし前に進む。

何度もテンションの誘惑や、落ちるかもしれないと思うネガティヴな思考に耐えながら、時折脳裏をよぎる「自分の限界は自分で決めない方がいい」という謎の強気に支えられながらも、至って冷静にレストポイントでレストしながら、次のレストポイントまでのムーブとヌンチャクの向きとホールドを考えながら無事トップアウト…笑

時間は1時間強…。

もう2度とこのコースでこのトライはできないと登ってみて確信し、OSトライの希少価値がとてもよくわかった。

実際にあんなにFLトライで怖い思いをした『ボロンボロン』や昨日RPした『砂の塔』だって、気持ちの入ってない状態で登るとジムより運動強度の低いエクササイズに過ぎないくらい、精神的には再度登ることに負担を感じない。

OSトライは一生に1回だからとか、口で言いつつ全く大切にできていない過去をとても反省した。私は今まで何本のルートのOSトライを無駄にしてきたのだろうか…。

岩場の本気OSトライは、どんなトレーニングよりも絶対に強くなり、未来へ繋がる可能性はとても感じた。

ようやく、グレード等の2次情報に負けないクライミングがボルトルートでも出来そう！

クライミングがとても楽しくなってきた週末。

天気がずっと悪かったり、

好き勝手に岩場に行けない環境も、

岩場で過ごせる1日をとても大切にできるからいいのかなって思った。

自分の予想を遥か斜め上に行けた、週末だった^ - ^

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トライしたルート

1日目:
・砂の塔 5.12a RP(2便目RP、通算4便、2日)

・Celebrating Spring 5.10c(NP) OS 

2日目:

・ボロンボロン 5.11c (登って欲しいとお願いされたものの、上部のムーブのプレッシャーでメンタルにダメージを受けたくなく、TR。でも別に怖いみたいな…笑)

・砂の塔 5.12a(2ピン目の上でふい落ちして謎のロングフォール…泣)

・Celebrating Spring 5.10c(NP)(アップ)

・Departure 5.11a(NP) OS

・LIFE LINE 5.12a MOS