富士山ガイドの可愛い後輩のIKD君に誘われて、御前岩へ。
流石は20代前半、モチベーション高き若者だけあって、彼の話を聞いていると、なつかしき4年前に有笠で夜な夜な語り合った、ワン〇ース話が思い出される。
そして、まさかの「海賊船」狙い(笑)(私も狙うことにした)
私も5.12aを登った1年後には5.13aを登るって本気で思ってたっけかな。
あれから4年、グレード的には5.12aから1歩も進めていない自分がいたりする(笑)
そうはいっても緋牡丹博徒を登り5.12クライマーに成った4年前からは、グレードに現れない成長は出来でいると実感できるから、波はあったが4年間腐らずに登り続けてこれたとは思う。
前置きは長くなってしまったが、今回は去年ひそかに来年の石灰岩目標と思っていた「APA」をOSすることができた。
じつはノースマウンテン、デザートソング、APAを今年の春の目標にしていた。(ノースもOS狙いだったのだけど、全然無理だった)
しかしながら、APAは師匠、神大先生、Nインストラクターをはじめ、殿上人たちがAPAは、私の得意系であり、絶対OSした方がいいと昨年から強く言われていたので、私の中ではAPAのOSは"MUST BE" だった。それが故にそれまでに3回あったチャンスは、すべてOSできる気がしないと思い、APAを避けていた。
だから春はもうないと思っていた御前岩チャンスが急に舞い降りてきたのは、神のお告げかもしれないと思い自分を必死に奮い立たせ、今回ばかりはAPAに向き合うことにしようと思った。
まずは「キープフォレスト」6b をオンサイトトライするがてらアップ。
そのあとは「APA」7b →「ジャガークロス」 6c+(ゴール落ちその後2撃)→「ハーケンクロイツ」6c+ (ゴール付近でつんでテンション。まさかの宿題。)
と振り返ってみると、逆にAPA以外はオンサイト出来ていない。ジャガークロスは諦めがつくがハーケンクロイツは今日じゃなかった感じ。
しかしそうはいってもAPAのオンサイトだって、まったく余裕はなく限界を超えるメンタリティーの発揮でこなした箇所はあったし、落ちても全然おかしくはなかったので、偶然OSできたに過ぎないとは思う。
ただし一つ言えるとしたら、挫折、敗北、反省、改善の無限ループ下に身を置き、登れないことを実力不足以外のなにものでもないという考えで、この数年間は岩にオンサイトトライで挑み続けてきた結果ではあると思う。
この先もクライミングを続けるかぎり、挫折も敗北も自分のふがいなさをいやというほど味わうことになると思うが、岩の恐怖やプレッシャーに負けない、真向勝負できる自分で末永くいたいと思った。
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・キープフォレスト 6b(MOS:中間部のレイバック体勢がすこし怖かった。)
・APA 7b(OS:ヌンチャクがルートの途中に3本くらいかかっていた。なので6本くらいマスターで取り組んだ)
・ジャガークロス 6c+(×、RP:ゴールどりで落ちる。行きつ戻りつ会の本領発揮したが、距離が出せずフォール。)
・ハーケンクロイツ 6c+(×(宿題):IKD君おススメ課題につき興味を示し、ついトライしてしまった。そしてゴールどりのムーブがわからず、パンプしすぎでどうにもならなくなってしまい、テンションコール)
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