師匠の見習い(本気お客様モード)で、越沢バットレスへ。
越沢は3年前に山岳会に入会した頃よく連れて行ってもらった場所だ。
"越沢バットレスの全部のルートが登れれば日本全国何処の山へ行っても大丈夫"
と言われて、3カ月位は真剣に信じていて練習していたような気がする。
マルチの講習では痛々しかった頃の沢山の苦い思い出がフラッシュバックする笑
まずコール無しについての話で、冬の八ヶ岳バリエーションのフォローをしていて、コールが聞こえずリードの人が見えなくなって軽くパニックになった過去を思い出した。
リードの動きがわからないからバリエーションのフォローが怖くなって、できなくなったんだと今回のコール無しの話を受けて確信した。
そして講習では残置無視で自分でNPを使ってライン取りをして登るとのこと。
今回は師匠がオールリードでフォローしかやってないのだけれど、今の自分には全くできない気がして落ち込んだ。
プロテクションがどこにとれるか全然わからない。
残置ラインのライン取りイメージが強くラインがわからない。
私は3年以上は山から離れてフリーしかやっていない。
しかも、パートナー難民期間もそのうち1年半くらいあり、振り返ってみると外岩だって、たいしてやってないし、パートナーになんとなく引きづられているだけで、自分のビジョンだって強く持てていないことも多い。
言い訳と反省点は無限に浮かんできた…。
私には以下のような短所がある。
*心が折れやすく、嫌な事、辛い事、できない事からは目を背け、楽しい事に流される。
*自分でできない事は、人にやってもらう。
*何か不都合があったら、他人のせいにする。
*人やその場の雰囲気に流されやすい。
と、もっとも何も成し遂げられそうにない性格上の短所があり、この性格を今の努力の数倍の努力を持って改善する必要性を感じた。
誰かのフォローを辞めて、自分で沢やマルチに行ってみて、思い知ったデシマルグレードが付いていないくらいのところでは落ちないこと以外、何もできない自分。
その点の具体的な改善策がなされていない状態。
マルチでは、グレードを手段を選ばすに追い求める練習は何も通用しなかった。
練習方法の大幅な改善が必要だ。
そして越沢に行ってみて思った。
やっぱり山に登りたいって。
○級の沢とか難しいあのルートを目指して記録を作るとかではなくて、自分の実力で自分の登りたい場所探して、山を楽しみたいなと!
沢山のフォローワーとしての誘いを断わってきているので、山に登りたいなんてとても支離滅裂な人になってしまう気がしてとても大きな声では言えず、気後れしてしまうけれども…
今の私がリスク管理をしながらできる範囲は、NPルートのショートピッチでギリギリで、まだまだ雲の上の目標だけれども。
今はHさんをはじめ、クライミングに真剣に取り組まれている方が周りに増えてきた。
明るい未来が見えそうな気はするので周りの皆様についていけるようにがんばろうと思った。
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